加齢に関連する注意点

高齢者では、リハビリテーションが必要な病気(脳卒中心臓発作股関節骨折腕や脚の切断など)がよくみられます。しかし高齢者の特徴には、次のようにリハビリテーションを困難にするものがあります。

  • 身体機能が低下している。

  • 筋肉(心臓の筋肉を含む)が弱っている。

  • 持久力がない。

  • うつ病認知症を患っている。

  • 平衡感覚や協調運動、敏捷性に問題がある。

  • 関節が硬くなっている。

とはいうものの、年齢だけではリハビリテーションを延期または拒否する理由になりません。

高齢者は回復も緩やかです。それゆえ、高齢者向けのプログラムを利用するとよいでしょう。高齢者は若い人とは目標が異なり、別種のケアが必要です。高齢者向けのプログラムに取り組んでいれば、若い人と進捗を比較して、やる気を失うことも少なくなります。