レンサ球菌とそれらが引き起こす主な病気

種類

感染部位や状況

病気

A群レンサ球菌

化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogenes

耳、鼻、のど

中耳の感染症(中耳炎

副鼻腔炎

のどの痛み(レンサ球菌咽頭炎と呼ばれる咽頭炎

皮膚

蜂窩織炎(皮膚直下組織の感染症)

丹毒(蜂窩織炎の表在的な症状)

膿痂疹(皮膚感染症)

創傷感染症

その他

心臓弁の感染症(心内膜炎

壊死性筋膜炎

胸膜炎

肺炎

猩紅熱(しょうこうねつ)(現在はまれ)

レンサ球菌性毒素性ショック症候群

レンサ球菌感染症の後に起こる病気

糸球体腎炎(腎臓炎症)

リウマチ熱

B群レンサ球菌

ストレプトコッカス・アガラクティエ(Streptococcus agalactiae

成人、特に糖尿病がある場合

膿瘍

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

創傷感染症

糖尿病に起因する足の感染症(ときに骨も)

新生児の場合

血流感染症

髄膜炎

肺炎

出産後の女性

血流感染症

子宮の感染(子宮内膜炎

緑色レンサ球菌

種々の菌株

う蝕(虫歯)

髄膜炎

血流感染症

先天性心疾患やリウマチ熱などの病気によってすでに障害を受けていた心臓弁への感染症(心内膜炎)