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カイロプラクティック

執筆者:

Steven Novella

, MD, Yale University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 11月
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本ページのリソース

カイロプラクティックでは、脊椎の構造と神経システムの機能の関係が健康の維持や回復の鍵であると考えられています。この関係を矯正するための主な方法が脊椎マニピュレーションです。カイロプラクティックの施術者が理学療法(温熱療法、寒冷療法、電気刺激療法、リハビリテーションなど)、マッサージ、鍼治療を行ったり、運動や生活習慣の改善を勧めたりすることもあります。職場環境の物品をより簡単で安全に使用できるように再配置(人間工学に基づく変更)する方法が提案されるかもしれません。こういった変更は背部痛などの問題を予防することに役立ちます。

ストレートカイロプラクターと呼ばれる一部の施術者は、非身体的で科学的には到達不可能な生命力が心と体を一体とし、すべての生物を相互につなぎ、健康の基盤となっていると考えています(生気論と呼ばれています)。脊椎マニピュレーションを用いて、背骨(椎骨)のアライメント異常と思われる箇所を正常にすることで、生命力の回復を図ります。このカイロプラクターたちは、このような方法によってほとんどの病気を治癒することができると考えています。ほかのカイロプラクターはこの考えを否定しています。一部の施術者は科学的根拠の確立された治療法のみを使用し、また他の一部の施術者は様々な治療法を組み合わせて使用します。

普遍的な生命力の存在を裏付ける科学的根拠はありません。

効能

カイロプラクティックの研究は盛んに行われています。カイロプラクティックの治療対象は、腰痛、様々な頭痛疾患(ただし、有効性が常に認められるとは限らない)、頸部痛、神経圧迫による痛みなどです。

過去の臨床試験(ヒトに対する治療の安全性と有効性を実証するための試験)では、カイロプラクティックは腰痛の短期的緩和に対してのみ効果があることが示されています。通常の診療ガイドラインでは、カイロプラクティックは、突然生じた腰痛に対して自分で様々なことを試みても痛みがなくならない場合の治療選択肢の1つとなっています。治療を3カ月以上続けても、それ以上の効果が認められないことがあります。

知っていますか?

  • カイロプラクティックは腰痛の短期的緩和に対してのみ効果があることが示されています。

筋骨格系と直接関係のない状態(小児の喘息、仙痛、中耳炎など)に対する手技の有用性は確立していません。実施された少数の研究から、これらの病気に対して施すマニピュレーションに効果はないことが示唆されています。

起こりうる副作用

脊椎マニピュレーションによって腰痛や頸神経損傷、頸動脈損傷などの重篤な合併症が起こることはめったにありません。その他の副作用として不快感、頭痛、疲労感などがありますが、通常こうした副作用は24時間以内に消失します。次の項目に該当する人には、脊椎マニピュレーションは勧められません。

  • 神経の損傷または機能不全(神経障害)の症状、例としては、1つ以上の四肢に感覚消失や脱力がある場合など

  • これまでに脊椎手術を受けたことがある場合

  • 血管の病気

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