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セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)

執筆者:

Melissa G. Marko

, PhD, Nestle Nutrition;


Ara DerMarderosian

, PhD, University of the Sciences

最終査読/改訂年月 2017年 11月
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本ページのリソース

セントジョーンズワートの花に含まれる赤い物質には、ヒペリシンやヒペリフォリンなどの生物学的に有効な多数の化合物が含まれています。

薬用ハーブと機能性食品の概要も参照のこと。)

効能

セントジョーンズワートは多くの場合、うつ病の症状緩和を目的として摂取されます。研究結果は様々ですが、軽度から中等度の短期的なうつ病の治療に有益である可能性があります。

セントジョーンズワートは乾癬を含む皮膚の病気の治療に用いられてきましたが、この病気に対する効果は立証されていません。

起こりうる副作用

セントジョーンズワートは日光過敏性を高めることがあります。その他の副作用には消化管症状、疲労、双極性障害を有する人での躁状態などがあります。妊婦は、子宮の筋肉の緊張が強くなり流産のリスクが高まるため、このサプリメント(栄養補助食品)を摂取しないでください。

薬との相互作用の可能性

セントジョーンズワートに関する大きな問題の1つは、いくつかの薬と有害な相互作用を起こす可能性があることです( 可能性のある主な薬用ハーブと薬の相互作用)。こうした相互作用の結果、毒性反応が生じたり、薬の効果がなくなったりすることがあります。

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セントジョーンズワートと薬との相互作用

相互作用を起こす薬

相互作用

ベンゾジアゼピン系薬剤

セントジョーンズワートはこれら薬の不安軽減効果を低下させ、眠気などの副作用のリスクを高めることがある。

シクロスポリン

セントジョーンズワートはシクロスポリンの血中濃度を下げて薬の効果を低減させるため、危険な結果(臓器移植での拒絶反応など)を招くことがある。

ジゴキシン

セントジョーンズワートはジゴキシンの血中濃度を下げて薬の効果を低減させるため、危険な結果を招くことがある。

セントジョーンズワートは鉄の吸収を低下させることがある。

モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)

セントジョーンズワートはMAOIの効果を増強し、可能性として緊急の治療を要するほどの高血圧を生じさせることがある。

非核酸系逆転写酵素阻害薬

セントジョーンズワートはこれらの薬の代謝を促すため、薬の効果が低下する。

経口避妊薬

セントジョーンズワートはこれらの薬の代謝を促すため、薬の効果が低下する。

光感作性薬剤(ランソプラゾール、オメプラゾール、ピロキシカム、スルホンアミド系抗菌薬など)

セントジョーンズワートを光感作性薬剤とともに摂取すると、日光過敏症のリスクが高まることがある。

HIV感染の治療に用いられるプロテアーゼ阻害薬(インジナビルやサキナビルなど)

セントジョーンズワートはプロテアーゼ阻害薬の血中濃度を低下させて薬の効果を下げる。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs, フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリンなど)

セントジョーンズワートはこれらの薬の効果を増強させることがある。

三環系抗うつ薬

セントジョーンズワートはこれらの薬の効果を低減させることがある。

ワルファリン

セントジョーンズワートはワルファリンの血中濃度を下げて薬の効果を低減させるため、血栓が生じやすくなることがある。

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