カヴァは南太平洋地域に生える灌木の根から得られます。カヴァはお茶として、またはカプセルの形で摂取されます。
( 薬用ハーブと機能性食品の概要 薬用ハーブと機能性食品の概要 薬用ハーブとは、植物の一部または全体を粉末にするか、抽出するか、あるいはその他の加工を施し、健康上の目的に使用するものを指します。機能性食品とは比較的新しく登場した一般的な言葉で、特定のハーブなどの天然物質の一群や、コレステロールを下げるマーガリンやオオバコを配合したサプリメント(栄養補助食品)など、法的に食品として扱われる製品が該当しま... さらに読む も参照のこと。)
効能
カヴァは多くの場合、不安や落ち着きのなさの軽減、ストレスの軽減、睡眠補助の目的で使用されます。喘息、更年期症状、尿路感染症に対してカヴァを使用する場合もあります。不安を軽減する目的と、睡眠補助薬としてのカヴァの利用は、強力な科学的根拠によって裏付けられています。
起こりうる副作用
欧州ではカヴァの摂取後に肝毒性(肝不全を含む)を起こした人が20人以上いました。このため、米国食品医薬品局(FDA)はカヴァ製品への警告表示を義務づけ、現在、安全性の監視が行われています。
カヴァを従来の摂取方法で(お茶のように煎じて)大量に飲んだり、長期間摂取したりすると、うろこ状の発疹(カヴァ皮膚障害)、視覚障害、血液の変化(赤血球数の増加など)、運動障害への影響(パーキンソン病の悪化など)が起こることがあります。
薬との相互作用の可能性
カヴァはその他の鎮静薬(バルビツール酸系など)の効果を長引かせたり、運転などの注意を要する活動に影響を与えたりすることがあります。