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カチノン系化合物

(「バスソルト」)

執筆者:

Gerald F. O’Malley

, DO, Grand Strand Regional Medical Center;


Rika O’Malley

, MD, Albert Einstein Medical Center

最終査読/改訂年月 2017年 8月
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カチノン系化合物は、アンフェタミンに似た刺激物質で、植物のアラビアチャノキ Catha edulis(カート)に由来します。カートは東アフリカおよびアラビア半島で栽培されている灌木です。何世紀にもわたって、その地域の人々は軽度の刺激作用のために葉を噛んでいます。その地域では、カートを噛むことはしばしば社会的な活動であり、他の社会のコーヒーを飲むことと似ています。

最近、カートの使用は他の国々へと広がり、より強力な人工(合成)カチノン系化合物が「バスソルト」として市販され、乱用薬物となっています。

薬物使用と薬物乱用も参照のこと。)

症状

合成カチノン系化合物には、アンフェタミンと似た作用があり、頭痛、心拍数の上昇(頻脈)、動悸、幻覚、興奮、痛みへの耐性増加などがみられます。暴力的になる人もいます。

合併症

カチノン系化合物は、危険なほどの体温上昇(高体温)を引き起こすことがあります。重篤な臓器障害を引き起こすこともありますが、原因はよく分かっていません。以下のような臓器障害が起きることがあります。

診断

  • 医師による評価

  • 血液と尿の検査

合成カチノン系化合物は通常の尿検査や血液検査では検出されないため、医師は通常、薬物の使用が判明している人の症状に基づいて診断を下します。カチノン系化合物の重度の急性中毒の徴候がみられる人には、医師は一般的に、以下のような特定の検査を指示します。

  • 血液検査(血算、電解質濃度、腎機能を調べるため)

  • ミオグロビン尿の尿検査(筋肉の破壊を調べるため)

治療

  • 静注鎮静薬

  • 輸液

通常、静注鎮静薬、輸液、支持療法などの一般的な治療で十分です。危険なほどの体温上昇(高体温)、持続的な心拍数の上昇または興奮、腎疾患を示唆する血液検査結果がみられる人は入院させ、筋肉の崩壊および心臓と腎臓の損傷についてモニタリングする必要があります。

さらなる情報

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