脛骨か腓骨が足に隣接する部分で骨折すると、 足首の骨折 足首の骨折 足首(足関節)の骨折は、足首外側の骨の隆起(外果)に起こることがあります。ここは脚の膝より下の部分(下腿)にある骨のうち、小さいほうの骨(腓骨)の末端部にあたります。また、足首の骨折は、下腿の大きいほうの骨(すねの骨、脛骨)の末端にあたる足首内側の隆起(内果)や脛骨背側の下方(後果)に生じることもあり、両方が骨折する場合もしばしばあります。 足首が複数の部位で骨折することがあり、足首を安定させている靱帯が断裂することがあります。... さらに読む とみなされます。
大腿骨の骨折
大腿骨の骨折は、高所からの転落やスピードが出ていた自動車事故、車と歩行者の衝突などで起こります。
太ももが腫れ、脚がゆがんで見え、患者は立ったり歩いたりすることができません。
大腿骨の骨折が明らかであっても、医師は診断の確定にあたってX線検査を行います。
副子や牽引器具をあてた後、できるだけ早期に手術で骨折を元の位置に戻して固定します。
骨幹部は非常に強いため、この部分が骨折するのは、よほどの力が加わったときです。
症状
骨幹部が骨折すると、太ももが腫れ、脚は曲がってしばしば短く見えます。患者は立ったり歩いたりすることができません。大量の出血が起こることがあり、ときに危険な水準の低血圧( ショック ショック ショックとは、臓器への酸素の供給量が低下し、生命を脅かす状態で、臓器不全やときには死亡につながります。通常、血圧は低下しています。 (低血圧も参照のこと。) ショックの原因には血液量の減少、心臓のポンプ機能の障害、血管の過度の拡張などがあります。 血液量の減少または心臓のポンプ機能の障害によってショックが起きると、脱力感、眠気、錯乱が生じ、皮膚が冷たく湿っぽくなり、皮膚の色が青白くなります。... さらに読む )が生じます。
診断
X線検査
症状や状況から骨幹部の骨折が明らかであっても、医師は診断の確定にあたってX線検査を行います。
通常、この種の骨折は大きな力が加わることで生じるため、医師は他の外傷の有無も確認します。