Msd マニュアル

Please confirm that you are not located inside the Russian Federation

読み込んでいます

びまん性軸索損傷

執筆者:

James E. Wilberger

, MD, Drexel University College of Medicine;


Gordon Mao

, MD, Allegheny Health Network

最終査読/改訂年月 2017年 11月
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
本ページのリソース

びまん性軸索損傷は、脳の神経細胞の一部である軸索が広範囲に損傷した状態です。

軸索は神経細胞の一部で、神経インパルスを通過させる役目をします。びまん性軸索損傷は、脳全体の軸索が損傷した状態です。

神経細胞の典型的な構造

神経細胞(ニューロン)は大きな細胞体と神経線維で構成され、神経線維には、信号を送る1本の長く伸びた突起(軸索)と、信号を受け取る数多くの枝(樹状突起)があります。

神経細胞の典型的な構造

びまん性軸索損傷は通常、転倒・転落や自動車の衝突が原因で起こります。びまん性軸索損傷は、揺さぶられっ子症候群で起こることもあります。揺さぶられっ子症候群とは、乱暴に揺さぶられたり、投げつけられたりした乳幼児にみられる脳損傷をいいます。びまん性軸索損傷が起こると脳細胞が壊死し、脳が腫れる結果、頭蓋骨内の圧力(頭蓋内圧)が高まります。頭蓋骨内の圧力が高まると脳への血流が減少するため、損傷が悪化します。

びまん性軸索損傷では、6時間以上持続する意識消失を起こします。ときに、脳損傷のその他の症状を伴うこともあります。頭蓋内圧が上昇すると、昏睡が起こることがあります。

通常、びまん性軸索損傷はCTまたはMRI検査によって発見されます。

びまん性軸索損傷の治療は、その他の頭部外傷の治療と同様です。例えば、医師は呼吸と血圧を十分な値に維持し、頭蓋骨内の圧力が上昇しすぎないよう対策を講じます。

手術は役に立ちません。

ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
よく一緒に読まれているトピック

おすすめコンテンツ

ソーシャルメディア

TOP