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救命・応急手当に関する序

執筆者:

Amy H. Kaji

, MD, PhD, Harbor-UCLA Medical Center, David Geffen School of Medicine

レビュー/改訂 2020年 6月
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救命・応急手当の目標は、命を救うこと、けがや病気の悪化を防ぐこと、または早期の回復を図ることです。 この章では 心停止 心停止 心停止とは人が死ぬときに生じる状態です。心停止になると、心臓から、内臓、脳、組織に血液と酸素が送り出されなくなります。心停止が起こって数分以内であれば、ときに蘇生する可能性があります。しかし、時間が経過するほど蘇生する可能性は低くなり、助かったとしても脳に障害が残る可能性が高くなります。... さらに読む 心停止 窒息 窒息 窒息を緩和する手技により、多くの命が救われています。成人の窒息で最も多いのは、大きな肉のかたまりなど、食べものをのどに詰まらせることです。嚥下反射機能が十分に発達していない乳児は、ピーナツやアメなど小さな丸い食べものでのどを詰まらせます。小児、特によちよち歩きの年代では特に、口に入れた風船、おもちゃ、硬貨などの食べられないものや、食べもの... さらに読む 内出血 内出血 大量の内出血は、腹腔内、胸腔内、消化管、または骨折した大腿骨や骨盤などの大きな骨の周囲の組織などで起こります。 はじめのうちは、内出血自体が症状を引き起こすことはありませんが、損傷し、出血を起こしている臓器が痛むことはよくあります。しかし患者が他の外傷に気を取られてこの痛みに気づかなかったり、錯乱、眠気、または意識不明のために痛みを訴えら... さらに読む 小さな傷 外傷 動物などの 咬傷(こうしょう)や、その他のけがによって、皮膚の組織が切れたり、裂けたり(裂傷)、すり傷(擦過傷)や刺し傷を負ったりすることがあります。咬傷以外で傷が比較的小さく汚れていない場合、通常は特に問題なくすぐに治ります。しかし、傷口から大量に失血したり、 神経、腱、血管などの深部の組織が損傷したりする場合もあります。傷口が感染を起... さらに読む 軟部組織の軽いけが 軟部組織の損傷 軟部組織の損傷には、こぶや皮下出血(挫傷)、筋肉の小さな断裂(筋挫傷[いわゆる肉離れ])、関節近くの靱帯(じんたい)や腱の損傷(ねんざ)などがあります( ねんざとその他の軟部組織の損傷の概要も参照)。 挫傷、軽い筋挫傷、軽いねんざは、軽度から中程度の痛みと腫れを起こします。腫れた部位は変色し、1日経つと紫色になり、数日後には黄色または茶色... さらに読む などの救命・応急手当について説明します。以下の応急処置については別の章で説明されています。

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