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梨状筋症候群

執筆者:

Paul L. Liebert

, MD, Tomah Memorial Hospital, Tomah, WI

最終査読/改訂年月 2018年 6月
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梨状筋(りじょうきん)症候群は、梨状筋(殿部の股関節近くに位置する平たい筋肉)によって坐骨神経が圧迫され、殿部の痛みやときに坐骨神経痛を引き起こす病態のことです。

スポーツ外傷の概要も参照のこと。)

梨状筋は、脊椎の下部にある大きな三角形の骨(仙骨、または尾骨)の前面から、大腿骨上端の突出した部分(転子)に伸びている筋肉です。走っているときや座っているときに、股関節を回旋させる筋肉を通る坐骨神経が、梨状筋の下から出る位置で梨状筋に圧迫されることがあります。梨状筋症候群はまれな病態です。

症状

慢性の持続的な痛み、チクチク感、またはしびれが、最初に殿部に生じ、太ももとふくらはぎの裏側の全体に広がり、ときには足にまで及ぶことがあります。梨状筋が坐骨神経を圧迫すると、痛みが強くなります(トイレや車の座席に座ったとき、サドルの狭い自転車に乗ったとき、走っているときなど)。

診断

  • 医師による評価

梨状筋症候群は、症状と身体診察の結果に基づいて診断されます。梨状筋症候群は特定の動きで痛みが生じる場合に診断されるため、医師は患者に脚を動かすか曲げてみるよう指示することがあります。

治療

  • 安静

  • リハビリテーション

痛みが生じる活動は、一時的に中止するようにします。座ると痛みが強くなる場合は立つようにし、それができない状況では、殿部周辺への圧迫が少なくなるように座り方を変えます。股関節後方と梨状筋を伸ばすストレッチが役立つ場合があります。痛みを軽減するために、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)や他の鎮痛薬を使用できます。一時的に痛みを和らげるために、梨状筋が坐骨神経と交差する部位の近くにコルチコステロイドを注射することもあります。手術が必要になることはまれです。

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