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一人暮らしの高齢者

執筆者:

Daniel B. Kaplan

, PhD, LICSW, Adelphi University School of Social Work;


Barbara J. Berkman

, DSW, PhD, Columbia University School of Social Work

最終査読/改訂年月 2016年 11月
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米国では、地域社会に暮らす4600万人の高齢者のうち、ほぼ30%が一人暮らしです(これは介護施設などの施設に暮らす高齢者とは対照的です)。地域社会に暮らす85歳以上の高齢者のうち、約半数が一人暮らしです。一人暮らしの高齢者の約4分の3が女性です。男性は妻よりも先に死亡する可能性が高く、妻を亡くした男性または離婚した男性は、夫を亡くした女性または離婚した女性よりも再婚する可能性が高い傾向があります。

一人暮らしには、多くの課題がありえます。

  • 一人暮らしの人は貧しい状態にある場合が多く、一人暮らしの期間が長いほど貧困になる傾向が高まります。

  • 多くの一人暮らしの高齢者は、孤独や孤立を感じると述べています。

  • ほとんどの人にとって食事は他者と関わる社会的な活動であるため、一人暮らしの高齢者の一部は、十分なバランスのとれた食事を準備せず、低栄養が懸念されます。

  • 健康上の問題または視力もしくは聴力の障害を抱える人は、新しい病気または症状の悪化が見逃されることがよくあります。

  • 一人暮らしの高齢者の多くは、何らかの支障があって治療の指示を守ることができません。

これらの課題や問題があるにもかかわらず、一人暮らしの高齢者のほとんどが、自立を維持したいという強い思いを口にします。多くの人は他者に依存しすぎることをおそれ、困難に直面していても一人暮らしを続けたいと願っているのです。定期的に体を動かし頭を働かせる機会をもち、他者とのつながりを保つことは、一人暮らしの高齢者が自立を維持する助けになります。

退院して自宅に戻った人は、手術後であればなおさら、必要な追加サービスについてソーシャルワーカーまたは医療従事者と話し合うのが有益でしょう。ホームヘルパーまたは訪問看護師などによるこのようなサービスは、自立した生活を再開する助けになります。

つながりを保つ

社会との関わりを欠く高齢者は、社会的に孤立していない高齢者よりも多くの健康上の問題を抱えている傾向があることが、研究により示されています。一人暮らしの高齢者は、社会的に孤立した状態を避けるよう努めなければならないことがあります。

多くの高齢者は、ボランティア活動が技術や人生経験を活用して社会に貢献する良い方法であると考えています。米国全体で数百の団体が、高齢者の技術を歓迎しています。例えば、全国・地域サービス連邦公社(Corporation for National and Community Service)のプログラムであるシニアコーがあります。シニアコーのプログラムには、養祖父母プログラム、高齢者コンパニオンプログラム(Senior Companion Program)、退職者・高齢者ボランティアプログラムなどがあります。

また、講座を受講することは、頭脳の働きを維持し、地域社会の他の人とつながる良い方法と考えている高齢者もいます。多くの地域社会、学区、大学はすべての人を対象にした生涯教育のクラスと、高齢者を念頭に置いたいくつかのクラスを提供しています。

趣味と社会的グループも、高齢者が社会的なつながりや体力を維持する助けになることがあります。余暇が仕事と家族のことで占められていた時期には棚上げになっていた趣味を再発見する高齢者もいます。新しい趣味を探したいと考える高齢者もいます。

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