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避妊と青年期の妊娠

執筆者:

Sharon Levy

, MD, MPH, Harvard Medical School

最終査読/改訂年月 2017年 3月
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性行為を行う青年が多い一方で、避妊や妊娠、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)を含む性感染症について、十分な情報を与えられていないことがあります。青年が衝動的に、計画性なく、薬物やアルコールを摂取しながら性行為を行うと、避妊法や性感染症予防(コンドームなど)を行う可能性が低下します。

青年期の問題に関する序も参照のこと。)

避妊

成人が行う避妊法はいずれも青年が使用できますが、最大の問題は実際に用いるかどうかです。例えば、青年期の女子の多くが、経口避妊薬の定期的な服用を忘れたり、服用をやめたりしますが、多くの場合、それに代わる避妊法を実践しません。避妊法の中で、男性によるコンドームの使用は頻度が最も高いものの、いまだに性行為の際に必ず使用することを是としない考え方があります(例えば、コンドームの使用は快感を減少させるとか、「ロマンチックな雰囲気を壊す」といった見方)。性交の際に、男性パートナーにコンドームを使うように頼めない女子もいます。最近、月1回の注射などによる長期的な避妊法が青年期の女子の間で人気を高めつつあります。

妊娠

青年にとって、妊娠は大きな精神的ストレスとなります。

この時期に妊娠した女子とそのパートナーは、学校や職業訓練を中退しがちです。その結果、経済状態が悪化し、自尊心が低くなり、人間関係にひずみが出ます。青年期に妊娠した場合(米国の妊娠総数の13%)、成人と比べて出生前ケアを受けない傾向があるため、高い早産率などの望ましくない妊娠結果が生じます。 青年期に妊娠した場合、特に、非常に若くして妊娠し出生前ケアも受けていない場合には、20代の女性に比べて、貧血(十分な量の健康な赤血球が体にない状態)や妊娠高血圧腎症(高血圧とタンパク尿により胎児にストレスがかかる可能性がある)などの病気がみられる可能性が高まります。

若い母親(特に15歳未満)から生まれた乳児は、未熟児であったり、低出生体重である可能性がより高くなります。しかし、適切な出生前ケアを受けた場合、青年期後半の女子の妊娠に関わるリスクは、同様のケアを受けた成人の女性と比べて高いわけではありません。

青年が妊娠中絶を決定する場合もあります。 中絶を行っても、望まない妊娠による心理的な問題が、妊娠した女子やそのパートナーのいずれにとっても解消するわけではありません。以下の時点で、情緒面の危機が起こる可能性があります。

  • 妊娠を診断された時点

  • 中絶すると決定した時点

  • 中絶を行った直後

  • 子どもが生まれてきたであろう日

  • これらのことが起こった毎年の日付

妊娠した女子は、子どもを自分の意思で諦めたり(養子制度)、自分自身やパートナーと一緒に、しばしば家族の支援のもとで、子どもを育てようと決めることがあります。

これらの選択肢のいずれも精神的ストレスの原因になります。避妊法に関する家族カウンセリングと教育は、女子とパートナーの双方にとって非常に役立ちます。

自分の娘の妊娠が分かったときや、息子が誰かを妊娠させたと分かったとき、親が示す反応は様々です。 無関心や失望、怒りまで、多様な感情が起こりえます。息子や娘がどのような選択をするにしても、親は彼らを支え助ける意思があると伝えることが大切です。中絶、養子縁組、育児のいずれの選択肢も、青年が1人で取り組むには困難なため、親子で率直に話し合う必要があります。

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