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食道閉鎖と気管食道瘻

執筆者:

William J. Cochran

, MD, Geisinger Clinic

最終査読/改訂年月 2017年 3月
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食道閉鎖とは、食道が狭くなっていたり行き止まりになっていたりする状態です。食道閉鎖症がある新生児の大半では、食道と気管の間に気管食道瘻(ろう)と呼ばれる異常な連絡路があります。

正常な場合、長いチューブ状をした器官である食道は口と胃をつないでいます。食道閉鎖症では、食物は、食道から胃へ送られるのが遅くなるか、送られなくなります。

食道閉鎖症と気管食道瘻がみられる小児の多くでは、脊椎、心臓腎臓、性器、耳、四肢の異常や精神的・身体的な発達の遅れなど、他の異常もみられます。

飲み込んだ食物と唾液が瘻孔(ろうこう)を経由して肺に入り、せきや窒息、呼吸困難を引き起こし、ときに誤嚥性肺炎(食物や唾液を肺に吸い込むことによる)も引き起こすことから、気管食道瘻は危険です。食物や液体が肺に入ると、血液の酸素の受け取りが阻害され、皮膚が青みがかった色になることがあります(チアノーゼ)。

閉鎖と瘻孔:食道の異常

食道閉鎖とは、食道が狭くなっていたり行き止まりになっていたりする状態です。この場合、正常な食道のように胃につながっていません。気管食道瘻とは、食道と気管(肺につながっています)がつながっている異常な状態です。

閉鎖と瘻孔:食道の異常

消化管先天異常の概要も参照のこと。)

症状

食道閉鎖症の新生児では、哺乳中に飲み込もうとすると、せきが出て、むせび、よだれが出ます。

診断

  • 出生前:出生前超音波検査

  • 出生後:食道へのチューブの挿入

  • X線検査

食道閉鎖症は、出生前では出生前超音波検査の結果から、出生後では症状から疑われます。

出生後にこの病気を疑った場合、医師は患児の食道にチューブを挿入することを試みます。チューブが途中までしか入らない場合には、診断を確定して、問題の部位を特定するために、X線検査を行います。

治療

  • 手術

異常を修復するための手術を行う前に、誤嚥性肺炎などの合併症を予防するために準備を整える必要があります。まず、口からの栄養摂取を中止した上で、唾液が肺に到達する前に絶えず吸い出すためのチューブを食道の上部に留置します。以降、栄養は静脈から与えます(静脈栄養)。

食道と胃の正常な接続を確立するとともに、食道と気管の連結部をふさぐための手術を、すぐに行う必要があります。

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