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横隔膜ヘルニア

執筆者:

William J. Cochran

, MD, Geisinger Clinic

医学的にレビューされた 2019年 8月
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やさしくわかる病気事典
本ページのリソース

横隔膜ヘルニアとは、横隔膜に穴や脆弱な部分がある状態で、これにより腹部の臓器の一部が胸部に飛び出します。

  • この異常は重度の呼吸困難を引き起こします。

  • 診断は出生前超音波検査または胸部X線検査の結果に基づいて下されます。

  • 酸素を投与し、穴を閉じるための手術を行います。

横隔膜は、胸部の臓器を腹部の臓器と隔てている膜状の筋肉です。

横隔膜ヘルニアは85%が体の左側に起こります。胃、腸管、そして肝臓や脾臓までがヘルニアの部分から突き出ることがあります。ヘルニアが大きい場合は、ヘルニアのある側の肺の成長が通常は不完全になります。横隔膜ヘルニアのある小児の約半数では、 心臓の異常 心臓の異常の概要 約100人に1人は心臓に異常をもって生まれます。重症の場合もありますが、多くはそうではありません。心臓の異常には心臓壁、弁、心臓に出入りする血管の異常形成などがあります。 哺乳不良、呼吸困難、青みがかった皮膚、正常に発育しない、あるいは正常に運動できない、速い心拍、失神のほか、乳児が成長するに従って運動中の胸痛といった症状がみられます。... さらに読む 腎臓の異常 腎臓の異常 腎臓(左右に2つあって血液から老廃物をろ過して尿を作っている臓器)に生じる先天異常がいくつかあります。そのような異常は、通常は医師による診察では明らかにならず、 尿路を評価する検査を行う必要があります。 ( 尿路の先天異常の概要も参照のこと。) 腎臓の先天異常には多くの種類があります。そのような異常の多くは以下の変化をもたらします。 尿が腎臓から出る流れを妨げたり遅くしたりする... さらに読む 、または 染色体異常症 染色体異常症と遺伝子疾患の概要 染色体は、細胞の中にあって複数の遺伝子が記録されている構造体です。 遺伝子とは、細胞の種類に応じて機能する特定のタンパク質の設計情報が記録された領域で、物質としては DNA(デオキシリボ核酸)で構成されています(遺伝学についての考察は 遺伝子と染色体)。 人間の正常な細胞は、精子と卵子を除いて、いずれも23対、計46本の染色体をもっていま... さらに読む もみられます。

生まれた後、新生児は泣き声を上げ呼吸するため、腸管はすぐに空気で満たされます。この急速に大きくなった腸が心臓を押し上げ、肺に圧力をかけて重い呼吸困難を引き起こします。これは生まれた直後にしばしば起こります。また、出生前に肺がかなり圧迫されていた場合、肺の血管が狭くなり、それによって肺動脈の血圧が高くなります(遷延性肺高血圧症 新生児遷延性肺高血圧症 新生児遷延性肺高血圧症とは、肺につながる動脈が出生後も狭い(収縮した)状態が続くことが原因で、肺に十分な量の血流が行きわたらず、結果的に血流中の酸素量が不足する重篤な病気です。 この病気は、満期産児または過期産児に重度の呼吸困難(呼吸窮迫)を引き起こします。 呼吸は速く、皮膚や唇は青みがかった色(または灰色がかった蒼白)になります。 診断は心エコー検査で確定します。 高濃度の酸素投与によって肺につながる動脈を開く(拡張する)治療を行いま... さらに読む )。血圧が高くなると、肺に十分な血液が流れなくなり、血流中の酸素量が制限されます。遷延性肺高血圧症は、出生時から横隔膜ヘルニアのある乳児の死亡の主な原因となっています。

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