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新生児のB型肝炎ウイルス(HBV)感染症

執筆者:

Brenda L. Tesini

, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry

最終査読/改訂年月 2018年 11月
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B型肝炎は肝臓の炎症を引き起こします。

  • 新生児は出生時、または、まれに出生後に感染します。

  • 症状のある新生児には、黄疸、嗜眠、発育不良がみられます。

  • 診断は、一般に血液検査の結果に基づいて下されます。

  • 小児は後年、肝臓に異常をきたすリスクがあります。

  • 新生児を感染から保護するため、B型肝炎ワクチン、ときにB型肝炎免疫グロブリンが投与されます。

新生児の感染症の概要肝炎の概要も参照のこと。)

B型肝炎ウイルスは、新生児が感染する可能性のある肝炎ウイルスの一種であり、新生児期の大きな懸念事項の1つです。

母親が感染している場合は、出産の際に感染することがあります。ただし、母親の唾液、便、尿、母乳など、他の出どころから出生後に感染することもあります。

症状

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しているほとんどの新生児は、出生時は無症状ですが、体内では感染が持続しています。

妊娠中にB型急性肝炎にかかった女性から生まれた新生児の多くは、感染しているかどうかに関係なく出生時の体重が低くなります。

まれに、感染した新生児がB型急性肝炎を発症しますが、これは通常軽度のもので、治療しなくても治ります。このような新生児には、黄疸(皮膚や眼が黄色くなる)、嗜眠、発育不良、腹部の膨隆、粘土色の便がみられます。まれに、感染症が重症化して死に至ることがあります。

慢性肝疾患(慢性肝炎肝硬変など)を発症することがありますが、通常、成人期早期まで症状が現れることはありません。

診断

  • 血液検査

医師は、B型肝炎ウイルスとその抗体の有無を調べる血液検査を行います。また、肝臓がどの程度機能しているか、そして肝臓に損傷が起きているかどうかを評価する血液検査(肝機能検査)も行います。

肝臓の画像を取得するために、超音波検査が行われます。

予後(経過の見通し)

B型慢性肝炎の長期的な予後は予測できませんが、人生の早い段階での慢性感染は、慢性肝炎肝硬変、移植を必要とする末期肝疾患、肝臓がんなど、その後の肝疾患のリスクを高めることが知られています。

治療と予防

  • 症状の治療と十分な栄養補給

  • ワクチン接種

  • ときに免疫グロブリン

医師は、B型肝炎ウイルス感染症によって引き起こされる問題を治療します。患児に十分な栄養を与えることは特に重要です。

すべての新生児は、感染しているかどうかにかかわらず、退院する前にB型肝炎ウイルスワクチンの初回接種を受けます。

感染した母親から生まれた新生児には、B型肝炎に対する抗体製剤であるB型肝炎免疫グロブリンも投与されます。ワクチンの初回接種と免疫グロブリンの投与は、出生後12時間以内に行われます。

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