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新生児によくみられる母斑と、皮膚の小さな特徴

執筆者:

Robert L. Stavis

, PhD, MD

最終査読/改訂年月 2017年 11月
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新生児では、正常とみなされる皮膚のちょっとした特徴がいくつか存在します。

子宮の収縮により胎児が骨盤構造に押し付けられたか、鉗子が使用されたことなどにより、新生児の顔や頭皮に皮下出血などの異常が生じることがあります。骨盤位分娩(逆子)での出生後、脚と足に皮下出血がみられることがあります。 これらの皮下出血は通常、数日で治ります。

皮膚の下にある毛細血管が拡張してできたピンク色のあざが、鼻のすぐ上の額の部分や、上まぶた、または首の後ろにみられることもあります(この場合は「コウノトリの噛み跡」と呼ばれます)。このタイプのあざは乳児が成長するにつれて消えますが、なかには薄く残って、児の興奮や動揺によって鮮やかに浮き出すものもあります。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)は、真珠のように白く光沢のある小さな嚢胞で、通常は鼻や頬の上部にみられます。これは汗腺が詰まって起こります。これは数週間を過ぎると小さくなるか消えます。

また、白または黄色っぽい嚢胞が歯ぐきや口蓋の正中線上にできることがあります(エプスタイン真珠)。これらの嚢胞は治療不要で、1~2週間で消失します。

蒙古斑は青みがかった灰色の平らな色素斑で、普通は腰や殿部にできます。これは黒人やアジア人の新生児によくみられますが、成長とともに目立たなくなり、治療は不要です。

乳児期の血管腫(イチゴ状血管腫)はよくみられる母斑です。皮膚が明るい赤色や青みがかった色になり、皮膚のあらゆる部位に生じる可能性がありますが、典型的には頭頸部に生じます。乳児の血管腫は、生後すぐにできて1年の間に急速に大きくなります。12~18カ月後には、血管腫が縮んで色も薄くなるため、小学校に上がる頃には見えなくなります。ほとんどの血管腫は治療を必要としませんが、大きさと部位により、ときにレーザー療法やプロプラノロールなどの薬剤により治療します。

ポートワイン血管腫は、ピンク色、赤色、紫色などの平らな母斑で、血管の奇形が原因です。大きさは、小さなものから体のかなりの部分を覆うほど大きなものまで様々です。ポートワイン血管腫そのものは無害ですが、スタージ-ウェーバー症候群という重篤な神経疾患でも生じることがあります。皮膚の変色は生涯残ります。ポートワイン血管腫のなかにはレーザー療法で治療できるものがあります。

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