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新生児によくみられる母斑と、皮膚の小さな特徴

執筆者:

Robert L. Stavis

, PhD, MD,

最終査読/改訂年月 2017年 11月
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新生児では、正常とみなされる皮膚のちょっとした特徴がいくつか存在します。

子宮の収縮により胎児が骨盤構造に押し付けられたか、鉗子 吸引・鉗子分娩 吸引器または鉗子を使用して行う分娩を、吸引・鉗子分娩といいます。 吸引器は、ゴムのような素材でできた小さなカップが吸引器につながった構造になっています。このカップを腟に挿入し、胎児の頭皮に吸着させます。吸引分娩を試みてうまくいかない場合は、帝王切開が行われます。まれに、吸引器によって胎児の頭皮に挫傷ができたり、胎児の両眼に出血を起こしたり(網膜出血)することがあります。肩甲難産や黄疸のリスクも高まります。... さらに読む が使用されたことなどにより、新生児の顔や頭皮に皮下出血などの異常が生じることがあります。骨盤位分娩 胎位の異常 胎向とは、胎児が後ろ(母親の背中の方)を向いているか、前を向いているか(顔が上向きか)という胎児の向きのことです。 胎位とは、胎児の体のうち最初に産道を通る部分(先進部)を表します。通常、頭が先進しますが、ときに殿部や肩が下になることもあります。 最も一般的で安全な胎向と胎位の組合せは次のような状態です。 頭が下になっている(頭位) 胎児が後ろを向いている さらに読む (逆子)での出生後、脚と足に皮下出血がみられることがあります。 これらの皮下出血は通常、数日で治ります。

皮膚の下にある毛細血管が拡張してできたピンク色のあざが、鼻のすぐ上の額の部分や、上まぶた、または首の後ろにみられることもあります(この場合は「コウノトリの噛み跡」と呼ばれます)。このタイプのあざは乳児が成長するにつれて消えますが、なかには薄く残って、児の興奮や動揺によって鮮やかに浮き出すものもあります。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)は、真珠のように白く光沢のある小さな嚢胞で、通常は鼻や頬の上部にみられます。これは汗腺が詰まって起こります。これは数週間を過ぎると小さくなるか消えます。

また、白または黄色っぽい嚢胞が歯ぐきや口蓋の正中線上にできることがあります(エプスタイン真珠)。これらの嚢胞は治療不要で、1~2週間で消失します。

蒙古斑は青みがかった灰色の平らな色素斑で、普通は腰や殿部にできます。これは黒人やアジア人の新生児によくみられますが、成長とともに目立たなくなり、治療は不要です。

乳児期の血管腫 乳児期の血管腫(イチゴ状血管腫とも呼ばれる) 血管腫は、血管が異常増殖してできる腫瘍で、皮膚の中や体内の他の部分で発生し、赤色または紫色のかたまりに見えます。 (皮膚の良性腫瘍の概要と脈管の増殖と奇形の概要も参照のこと。) 乳児期の血管腫は非常によくみられます。中年以降にも、特に体幹に生じることがあります。 この種の血管腫は乳児期の腫瘍として最も多いものであり、生後1年までの乳児の10~12%にみられます。乳児の血管腫は、生後すぐにできて1年の間に急速に大きくなり、12~18カ月後... さらに読む 乳児期の血管腫(イチゴ状血管腫とも呼ばれる) (イチゴ状血管腫)はよくみられる母斑です。皮膚が明るい赤色や青みがかった色になり、皮膚のあらゆる部位に生じる可能性がありますが、典型的には頭頸部に生じます。乳児の血管腫は、生後すぐにできて1年の間に急速に大きくなります。12~18カ月後には、血管腫が縮んで色も薄くなるため、小学校に上がる頃には見えなくなります。ほとんどの血管腫は治療を必要としませんが、大きさと部位により、ときにレーザー療法やプロプラノロールなどの薬剤により治療します。

ポートワイン血管腫 ポートワイン血管腫 ポートワイン血管腫は、生まれつき皮膚にみられる、ピンク色、赤色、紫色などの平らな変色部分で、原因は血管の奇形です。 (皮膚の良性腫瘍の概要と脈管の増殖と奇形の概要も参照のこと。) ポートワイン血管腫は無害な、皮膚の永続的な変色です。とはいえ、美容的な外見は患者にとって気になるものであり、心理的にかなり重荷になることもあります。この血管腫は平坦な斑で、ピンク、赤、紫などの色をしています。大きさは、小さなものから体のかなりの部分を覆うほど大... さらに読む ポートワイン血管腫 は、ピンク色、赤色、紫色などの平らな母斑で、血管の奇形が原因です。大きさは、小さなものから体のかなりの部分を覆うほど大きなものまで様々です。ポートワイン血管腫そのものは無害ですが、スタージ-ウェーバー症候群 スタージ-ウェーバー症候群 スタージ-ウェーバー症候群は、細い血管が侵される病気です。顔面に生じるポートワイン母斑や脳を覆う組織にできる血管腫(血管の腫瘍)を特徴とします。 この病気では、けいれん発作、筋力低下、知的障害、眼圧亢進(緑内障)などがみられ、脳卒中のリスクが高まります。 小児に典型的な母斑が認められる場合、医師はこの病気を疑い、画像検査を行って血管腫がないか確認します。 治療では、症状の緩和または予防に重点が置かれます。... さらに読む スタージ-ウェーバー症候群 という重篤な神経疾患でも生じることがあります。皮膚の変色は生涯残ります。ポートワイン血管腫のなかにはレーザー療法で治療できるものがあります。

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