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乳児と小児の身体的成長

執筆者:

Evan G. Graber

, DO, Sydney Kimmel Medical College

最終査読/改訂年月 2017年 2月
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身体的成長とは、体の大きさ(体長または身長と体重)と臓器の大きさが増すことです。出生後から約1~2歳まで、小児は急速に成長します。その後、成長の速度は遅くなります。成長の速度が遅くなると、必要なカロリーも少なくなり、小児の食欲が減っていることに気づく親もいます。2歳になると、小児が非常に不規則な食べ方をすることがあり、ときに不安になる親もいます。ほとんど何も食べないように思えるのに、成長し続ける小児もいます。実際には、ある日はほとんど食べなくても、次の日には多く食べることで、通常は不足分を補っています。

就学前や学齢期の間に、身長と体重は安定して増加していきます。次の大きな成長スパートは青年期の初期に起こりますが、それまでは毎年同じくらいの度合いで成長する傾向があります。

臓器はそれぞれ成長の速度が異なります。例えば生殖器系では、出生直後に短期間の成長スパートがありますが、その後の変化は性的成熟(思春期)の直前まではほんのわずかなものです。それと対照的に、脳はほぼ例外なく生後早いうちに非常に発達します。腎機能は生後1年までに成人と同程度になります。

歩き始めたばかりの小児はかわいらしい体型をしており、おなかを前に突き出して、背中をそらして歩きます。完全ながに股に見えることもあります。3歳までに、筋肉が発達して体脂肪率が減少するため、より引き締まったしっかりした体つきに見えるようになります。この頃になると、多くの小児が排尿や排便のコントロールができるようになります。

医師は小児の成長の度合いを同年齢の小児と比較し、小児の体重増加を身長と比べながらモニタリングします。出生から2歳までは、医師は世界保健機関(WHO)が提供している標準的な成長曲線を用いてすべての成長パラメータを記録します。2歳以降は、医師は米国疾病予防管理センター(CDC)が提供している成長曲線を用いて成長パラメータを記録します。

小児健診による健康指導および発育不良も参照のこと。)

体長と身長

乳幼児の場合は立位で身長を測定できないため、身長測定用の台など適切な場所に仰向けに寝かせて、乳幼児用の身長計を用いて測定します。立位で身長を測定できる場合は、直立式の身長計を用います。一般に、正期産児の体長は生後5カ月までに出生時の約30%伸び、1歳で50%以上伸びます。一般的には、乳児は生後1年目に約25センチメートル成長し、5歳の時点での身長は、出生時のおよそ2倍になります。男児では2歳頃までに成人の半分の身長に達します。女児では生後19カ月で身長が成人の約半分に達します。

体重

正期産児の体重は、生後数日の間に出生時に比べ5~8%程度減少しますが、これは正常なことです。生後2週間が経過するまでに出生体重に戻ります。この期間の後、最初の2カ月間は新生児の体重は1日に約30グラムずつ増加し、その後は1カ月に約400グラムずつ増えていきます。この結果、一般的には生後5カ月までに出生時の体重のほぼ倍になり、1歳で3倍になります。最近、肥満の小児が増えています。早いうちから肥満になる小児もいます。

乳児の体長・体重表(2歳まで)

生後最初の1年間は、乳児の体重と体長を健診のたびに測定し、その成長が安定した速さで進んでいるかどうかを確認します。パーセンタイルとは、同月齢の乳児と比較する方法です。例えば、乳児の体重が10パーセンタイルにある場合、その児よりも体重が軽い乳児は10%いて、体重が重い乳児は90%いるということを意味します。乳児の体重が90パーセンタイルにある場合、その児よりも体重が軽い乳児は90%いて、体重が重い乳児は10%いることになります。乳児の体重が50パーセンタイルにある場合、その児よりも体重が軽い乳児は50%いて、体重が重い乳児は50%いることになります。実際のパーセンタイルの数字よりも重要なのは、受診と受診の間でパーセンタイルに有意な変化がみられることです。

乳児の体長・体重表(2歳まで)

男児と女児の身長・体重表(2歳から10歳まで)

男児と女児の身長・体重表(2歳から10歳まで)
<a id="v8953376_ja" class="anchor"></a> <div class="para" > <p >出典:The National Center for Health Statistics in collaboration with the National Center for Chronic Disease Prevention and Health Promotion (2000)Available at <a rel="nofollow" href="https://www.cdc.gov/growthcharts/clinical_charts.htm">www.cdc.gov/growthcharts</a>.</p> </div>

頭囲

頭囲とは、頭の最も大きな部分の周囲の長さを指します。眉毛の上部にメジャーをあて、耳の上側を経て頭の後ろにメジャーを回します。頭の大きさは脳の大きさを反映するため、頭囲の測定は重要であり、頭囲によって、医師は小児の脳が正常な速度で成長しているかを知ることができます。3歳まで、頭囲を定期的に測定します。

出生時には、脳の大きさは成人の25%であり、頭囲は約35センチメートルです。1歳までに成人の75%の大きさになります。3歳までに成人の80%の大きさになります。7歳までに成人の90%の大きさになります。

歯の生える時期は様々で、その主な原因は遺伝にあります。しかし、歯の生え始めは、くる病下垂体機能低下症甲状腺機能低下症ダウン症候群などの病気によっても遅れることがあります。

生後5~9カ月で下の前歯が生え始めます。上の前歯は生後8~12カ月で生え始めます。 平均的には、正常な乳児では生後12カ月までに6本、生後18カ月までに12本、2歳までに16本、そして2歳半までにすべての乳歯(20本)が生え揃います。5歳から13歳の間に乳歯が永久歯に生えかわります。永久歯は女児の方がより早期に生える傾向があります。

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歯の生え始める時期

生え始める年齢*

乳歯(計20本)

下前歯(下の中切歯)

2

5~9カ月

上前歯(上の中切歯)

2

8~12カ月

上側面の歯(上の側切歯)

2

10~12カ月

下側面の歯(下の側切歯)

2

12~15カ月

1番目の奥歯(第1乳臼歯)

4

10~16カ月

糸切り歯(犬歯)

4

16~20カ月

2番目の奥歯(第2乳臼歯)

4

20~30カ月

永久歯(計32本)

1番目の奥歯(第1大臼歯)

4

5~7歳

前歯(切歯)

8

6~8歳

小臼歯

8

9~12歳

糸切り歯(犬歯)

4

10~13歳

2番目の奥歯(第2大臼歯)

4

11~13歳

智歯/親知らず(第3大臼歯)

4

17~25歳

*個人差が大きい。

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