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乳児健診

執筆者:

Deborah M. Consolini

, MD, Sidney Kimmel Medical College of Thomas Jefferson University

最終査読/改訂年月 2015年 1月
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健康な乳児は、生後1年間は医師による健診を定期的に受ける必要があります。健診は、生後数日以内か生後2週までと、生後1、2、4、6、9カ月の時点で受けます。健診で医師は月齢別のガイドラインを参考に乳児の成長と発達を継続的にモニタリングし( 乳児と小児の身体的成長)、様々な発達上の指標について親に尋ねます( 出生後から生後12カ月までの発達の目安*)。ときに検査を行い、また、数多くの健診を通じて様々な病気に対するワクチン接種も行います( 小児期の予防接種スケジュール)。

乳児健診では、食事、睡眠、行動、安全、栄養、運動、健康上の良い習慣などについて親に指導します。さらに、次回の健診までの間に乳児にどのような発達上の変化がみられるかについてもアドバイスします。

診察

乳児の身長、体重、頭囲( 乳児と小児の身体的成長)を測ります。さらに遺伝性疾患や先天異常の徴候など様々な異常がないかどうかも調べます。

眼を診察し視力を検査します。 未熟な状態(子宮内で32週間の発育が完了する前)で生まれた乳児は、未熟児網膜症のチェックのため通常、眼科医によるさらに頻回の診察が必要です。未熟児網膜症とは、眼の中の血管が十分に発育する前に生まれた場合に起こる眼の病気で、失明することがあります( 未熟児網膜症(ROP))。

股関節にゆるみや脱臼の徴候がないか調べます(発育性股関節形成不全— 発育性股関節形成不全)。歯が生えている場合は虫歯がないか歯を調べ、乳児でよくみられる真菌感染症である鵞口瘡(がこうそう)がないか口も調べます。心臓、肺、腹部も診察します。

スクリーニング

スクリーニング検査は、特定の病気のリスクが乳児にあるか判定するために行います。血液検査を行い、貧血がないか、鉛にさらされていないかを調べます。生後まもなく聴覚検査を行い、聴覚の病気や難聴がないか調べ、また、その後に聴覚について心配が生じれば再度検査を行います( 小児の聴覚障害 : スクリーニングと診断)。

安全面

健診時に月齢に合わせて医師は、小児の安全に関する指導を親に行います。

以下の安全に関する指導の対象は出生後から生後12カ月までの乳児です。

  • 後向きチャイルドシートを使用する

  • 家庭の湯温を49℃以下に設定する

  • おむつ替え台や階段からの転落を防止する

  • あお向けで寝かせる、固いマットレスを使用する、同じベッドで寝ない、ベビーベッドに枕や囲いパッド、ぬいぐるみ、毛布を置かない

  • 窒息を起こしたり肺に吸い込んでしまうような食べものや物体を乳児に与えない

  • 幼児用歩行器は使わない

  • 安全のため戸棚には留め金を、コンセントにはカバーを付ける

  • 乳児が歩き始めのころや、浴槽の中や水の近くにいるときは目を離さない

栄養面と運動面

乳児の栄養推奨量は年齢に基づいています。医師は母乳栄養と人工栄養のそれぞれの利点について比較検討するためのアドバイスを行い、固形食についても指導します( 新生児と乳児の栄養補給の概要)。

親は乳児が歩き回り探検できる安全な環境を与えるべきです。乳児期から積極的に外遊びをさせましょう。

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