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小児におけるウイルス感染症の概要

執筆者:

Brenda L. Tesini

, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry

最終査読/改訂年月 2018年 3月
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ウイルス感染症はあらゆる年齢の人でよくみられますが、しばしば乳児と小児に集中的に発生すると考えられます。小児期のウイルス感染症の大半は、重篤なものではなく、これにはかぜ(感冒)などの多様な病気が含まれ、のどの痛み のどの痛み のどの痛みとは、のどの奥に生じる痛みのことです。痛みは激しいこともあり、通常はものを飲み込んだときに強くなります。のどの痛みがある人の多くは、食べたり飲んだりするのを拒みます。ときに、耳にも痛みを感じることがあります(のどの奥に向かう神経は、耳に通じる神経のごく近くを通っています)。... さらに読む のどの痛み 嘔吐 乳児と小児の嘔吐 嘔吐は食べたものを意図しないで強制的に排出してしまうことをいい、不快感を伴います。乳児では、嘔吐と溢乳(いつにゅう)を区別しなくてはなりません。乳児では授乳中や授乳直後—典型的にはげっぷをさせるときに少量の溢乳がしばしばみられます。 急速に授乳された、空気を飲み込んだ、授乳量が多すぎたことが原因で溢乳が起こりますが、明らかな原因がなくても... さらに読む 下痢 小児の下痢 下痢は小児でとてもよくみられる病気です(成人の下痢も参照)。下痢とは、小児の正常なパターンとは違う、軟便または水様便が頻繁に排泄される状態です。血液や粘液が下痢に混じっていることもあります。健康な小児では、年齢と食事内容によって排便回数や便の硬さが違うため、軽い下痢を起こしているのか、または正常なのかを判断するのが難しい場合があります。例... さらに読む 、発疹を伴う発熱 乳児と小児の発熱 正常な体温は人によって異なります。また1日の中でも変動がみられ、一般的には午後に最も高くなります。就学前の小児では体温は高めであり、約1歳半~2歳で最も高い値を示します。このような違いはありますが、ほとんどの医師は直腸体温計による測定で約38℃以上の体温を熱と定義しています(小児の体温の測り方を参照)。... さらに読む 乳児と小児の発熱 などがみられます。麻疹(はしか) 麻疹(はしか) 麻疹は非常に感染力の強いウイルス感染症で、様々な症状と特徴的な発疹が現れます。 麻疹の原因はウイルスです。 症状としては、発熱、鼻水、頻発する空せき、目の充血、かゆみを伴う赤い発疹などがみられます。 診断は、典型的な症状と特徴的な発疹に基づいて下されます。 ほとんどの小児が回復しますが、まれに麻疹により死亡したり脳に損傷が生じたりすること... さらに読む 麻疹(はしか) などの、より重篤なウイルス感染症は、現在では予防接種の普及により、まれな病気になりました。小児が発症する可能性があるウイルス感染症の一部は、成人のウイルス感染症 ウイルス感染症の概要 ウイルス感染症は、ウイルスを飲み込んだり、吸い込んだり、虫に刺されたり、性的接触を通じて感染することがあります。 ウイルス感染症で最もよくみられるのは、鼻、のど、上気道に生じるものです。 診断は、症状、血液検査と培養検査、感染組織の検査に基づいて下されます。 抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を妨いだり、ウイルス感染症に対する免疫反応を強化す... さらに読む で説明します。

抗菌薬はウイルス感染症には効きません。ウイルス感染症にかかった小児の大部分は治療を受けなくても回復し、たいてい特有の症状が起きるため、医師は症状に基づいて診断できます。通常は、原因ウイルスを特定する臨床検査は必要ありません。

多くのウイルス感染症では、発熱、全身の痛み、不快感が起こります。これらの症状に対しては、ときにアセトアミノフェンかイブプロフェンによる治療が行われます。アスピリンは、これらの症状が出ている小児や青年に対しては使用しませんが、これはある種のウイルス感染症の患者ではアスピリンの使用によってライ症候群 ライ症候群 ライ症候群は非常にまれな病気ですが、脳の炎症や腫れと、肝機能の低下または喪失をもたらし、生命を脅かすことがあります。 ライ症候群の原因は不明ですが、ウイルス感染症やアスピリンの使用が引き金になると考えられています。 ウイルス感染症の症状に続いて激しい吐き気、嘔吐、錯乱、反応の鈍化がみられるのが典型的で、ときに昏睡に至ることもあります。... さらに読む のリスクが上昇するためです。一般的に、親は、小児の病態が重篤になる可能性のある感染症によるものかどうか、すぐに治療が必要かどうかを判断できます。これは特に乳児期を超えた小児に当てはまります。

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