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陣痛・分娩の合併症に関する序

執筆者:

Julie S. Moldenhauer

, MD, Children's Hospital of Philadelphia

最終査読/改訂年月 2018年 6月
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通常、陣痛と分娩で問題が生じることはありません。深刻な問題が起こることは比較的まれで、ほとんどが予期できるため効果的に治療できます。しかし、ときには思いがけない問題が突然起こることもあります。妊娠中に医師や助産師の定期健診を受けていると、起こりうる問題を予測し、健康な子どもを安全に出産できる可能性が高まります。

問題としては以下のものがあります。

  • 分娩の時期(分娩が正常より早く起こる場合や遅く起こる場合)

  • 胎児や新生児の問題

  • 母体の問題

  • 癒着胎盤と呼ばれる胎盤の問題

癒着胎盤は妊娠中に発見されることもあれば、分娩後に発見されることもあります。

ほとんどの問題は、分娩が始まる前から明らかです。例えば以下のものです。

妊娠中に生じる問題(合併症)の中には、陣痛中や分娩中に問題を引き起こすものもあります。例えば妊娠高血圧腎症(タンパク尿を伴う高血圧)になると胎盤が早い時期に子宮から剥がれてしまったり(常位胎盤早期剥離)、新生児に問題が起こったりする可能性があります。

あるいは、陣痛中や分娩中に発生したり、明らかになる問題があります。例えば以下のものです。

  • 羊水塞栓症(子宮内の胎児の周囲を満たしている液体[羊水]が母体の血流に入り、ときに生命を脅かす反応が母体に起こることがある)

  • 肩甲難産(胎児の片方の肩が母体の恥骨に引っかかり、胎児が産道で動けなくなる)

  • 切迫早産(分娩の開始時期が早すぎる)または過期産(分娩の開始時期が遅すぎる)

  • 遷延分娩(分娩の進行が長引く)
  • 臍帯脱出(胎児が産道から出てくる前に臍帯が出てくる)

  • 臍帯巻絡(臍帯が胎児の首に巻きついた状態)

  • 産道(骨盤および腟)を通るのに胎児が大きすぎる(胎児骨盤不均衡)

合併症が発生すると、自然分娩および経腟分娩に代わる方法が必要な場合があります。例えば以下のものです。

胎児の娩出直後に起こったり、胎盤の娩出の前後に起こる問題があります。例えば以下のものです。

胎児ジストレス、新生児の呼吸窮迫、および子宮破裂はまれな分娩の合併症です。

陣痛と分娩の時期

出産予定日(通常は妊娠40週に相当する日)の当日に出産する人は全体の10%にすぎません。50%が予定日の前後1週間に出産し、90%近い人が予定日の前後2週間に出産します。

知っていますか?

  • 予定日当日の出産は全体の約10%にすぎません。

分娩の時期には以下の可能性があります。

  • 早すぎる(早産):妊娠37週以前

  • 遅すぎる(過期産):妊娠42週以降

これらが起こると、胎児の健康や生命が危険にさらされる可能性があります。

母体や胎児に医学的問題がある場合や、胎児の姿勢が異常な場合には、分娩開始が早まったり、遅れたりすることがあります。

受胎日が正確に分かることは少ないため、妊娠期間を正しく把握することは困難です。妊娠の初期に妊娠期間を推定するには、安全で痛みを伴わない超音波検査が役立ちます。しかし、妊娠の中期から後期になると、超音波検査によって割り出される妊娠期間の信頼性は低下します。

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