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スキーン腺嚢胞

執筆者:

S. Gene McNeeley

, MD, Michigan State University, College of Osteopathic Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 12月
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スキーン腺に通じる管が詰まると、尿道口付近でスキーン腺嚢胞が発生します。

  • ときにスキーン管嚢胞に感染が起こり、膿瘍ができることがあります。

  • 嚢胞が大きくなると性交時に痛みを感じたり、排尿のトラブルが生じることがあります。

  • 通常は内診の際に嚢胞を診断できますが、ときに診断を確定するために超音波検査または膀胱鏡検査を行います。

  • スキーン腺嚢胞が症状を引き起こしていれば、切除することが可能です。

  • 膿瘍を抗菌薬で治療してから、嚢胞を切除するか、嚢胞に永久的な開口部を作ります。

スキーン腺は尿道周囲腺または傍尿道腺とも呼ばれ、尿道口付近にあります。スキーン腺の周囲の組織には、陰核の一部が含まれています。スキーン腺は、性的刺激や性交時の潤滑に関わっていると考えられています。

嚢胞はまれです。スキーン腺に通じる管が詰まると嚢胞が発生しますが、通常は感染によるものです。主に成人に発症します。嚢胞に感染が起こると、膿瘍ができることがあります。

症状

ほとんどの嚢胞は大きさ直径約1センチメートル未満で、症状はありません。嚢胞が大きくなると、性交時に痛みを引き起こすようになります。ときに、尿道を通る尿の流れを遮ることもあります。こうした場合の初期症状には、なかなか尿が出ない、排尿が終わるときに尿がポタポタと滴る、尿が出なくなるなどがあります。尿路感染症が生じ、切迫した尿意が頻繁にみられたり、排尿時に痛みを感じることもあります。

膿瘍ができると、腫れが生じ、圧痛と痛みを伴います。スキーン腺がある部分の皮膚は赤くなります。発熱はほとんどみられません。

診断

  • 内診

  • ときに超音波検査または膀胱鏡検査

嚢胞や膿瘍が大きくなって症状が現れるようになると、通常、内診の際に触れることができます。ただし、診断を確定するために、超音波検査膀胱鏡検査(観察用の柔軟な管状の機器で膀胱を観察する検査)を行うこともあります。

治療

  • 嚢胞の切除

  • 膿瘍には抗菌薬を投与し、その後嚢胞を切除するか、永久的な開口部を作る

症状を引き起こしている嚢胞があれば、切除します(通常は診療所の外来または手術室で行います)。診療所の外来で切除を行う場合は、通常は局所麻酔を用います。

膿瘍ができている場合は、抗菌薬を経口で7~10日間投与し、その後に切除を行います。また、嚢胞を小さく切開して、切開創の縁を外陰部の表面に縫い合わせ(造袋術)、嚢胞内の液が排出できるようにすることもあります。

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