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妊娠性類天疱瘡

執筆者:

Antonette T. Dulay

, MD, Main Line Health System

最終査読/改訂年月 2018年 3月
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妊娠性類天疱瘡は妊娠期間中にのみ生じる、非常にかゆみの強い発疹です。

  • 発疹は一般的に第2または第3トリメスター(訳注:第2トリメスターは日本の妊娠中期に、第3トリメスターは妊娠後期にほぼ相当)にへその周りから始まり、分娩後数週間から数カ月で消失します。

  • 通常、子どもに影響はありませんが、同様の発疹が発生することがあり、治療しなくても数週間以内に消失します。

  • 医師は通常、発疹の外観に基づいて妊娠性類天疱瘡を診断します。

  • 発疹はコルチコステロイドのクリームで治療し、重症の場合はコルチコステロイドを内服します。

妊娠性類天疱瘡は、異常な抗体が自分の組織を攻撃する自己免疫反応によって引き起こされると考えられています。比較的まれです。

症状

発疹は平らまたはやや隆起した赤い点として始まり、最初はしばしば腹部のへその周りに生じます。その後、水疱が生じて発疹が広がります。水疱は小さいものもあれば大きいものもありますが、形は不ぞろいで液体で満たされています。発疹には強いかゆみを伴います。発疹は体幹、腕、脚、手のひら、足底などの体の他の部位に広がることがあります。通常、顔と口は侵されません。

発疹は通常、第2または第3トリメスターに現れますが、それより早く現れたり、分娩直後に生じることもあります。発疹は一般的に分娩直後に悪化しますが、数週間から数カ月で消失します。多くが次回以降の妊娠で再発し、後に経口避妊薬を使用すると再発することもあります。

通常、子どもは影響を受けません。しかし、まれに子どもが発疹を伴って生まれてくることがあり、通常は治療しなくても数週間以内に消失します。また妊娠性類天疱瘡の妊婦では、早産の場合や胎児の成長が在胎期間の割に遅い(在胎不当過小)場合に、子どもの死亡を含む問題のリスクが上昇します。

診断

  • 医師による評価

  • ときに皮膚生検

妊娠性類天疱瘡は、発疹の外観に基づいて診断します。ときに、医師は患部の皮膚のサンプルを採取して(皮膚生検)、異常な抗体がないか検査します。

ノンストレステスト、超音波検査、分娩監視装置による胎児モニタリングなどの検査を行い、胎児の状態を評価します( 胎児のモニタリング)。

治療

  • コルチコステロイド

コルチコステロイドのクリーム(トリアムシノロンなど)を患部に直接塗ると、多くの場合に有用です。

発疹が広範囲に広がっている場合は、コルチコステロイド(プレドニゾン[日本ではプレドニゾロン]など)を内服します。

眠気を引き起こさない経口の抗ヒスタミン薬も、かゆみの軽減に使用できます。

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