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頸管粘液の異常

執筆者:

Robert W. Rebar

, MD, Western Michigan University Homer Stryker M.D. School of Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 5月
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頸管粘液に異常があると、精子の子宮への進入が妨げられたり、精子が破壊されやすくなったりする可能性があります。

不妊症の概要も参照のこと。)

頸管粘液は子宮頸部(子宮の下部で腟につながっている部分)の腺から分泌されます。通常、粘液は濃く排卵前までは精子は通れません。排卵直前になると、エストロゲンの血中濃度が上昇することで、この粘液が透明でよく伸びるようになります。すると精子は粘液を通過し、子宮を通って受精が起こる卵管へと入っていけるようになります。

粘液に異常があると、以下のような問題につながります。

  • 排卵時にも粘液の状態が変わらず(通常は感染症が原因)、妊娠の可能性が低くなる

  • 通常は子宮頸部の感染症(子宮頸管炎)を引き起こす腟内の細菌が子宮に侵入できるようになり、精子を破壊することがある

  • 粘液に精子に対する抗体が含まれている場合には、精子が卵子に到達する前に死んでしまう(この問題はまれ)

しかし、女性に慢性子宮頸管炎がある場合、あるいは子宮頸部の前がん状態(子宮頸部異形成)の治療により頸部が狭くなっている場合を除き、頸管粘液の問題により妊よう性が著しく損なわれるのはまれです。

知っていますか?

  • 排卵の直前に頸管粘液の粘度が変化することにより、精子が子宮に入れるようになります。

診断

  • 医師による評価

医師が診察し、子宮頸部が狭くなっていないか、感染症がないか調べます。

治療

  • 生殖補助医療

  • 感染症の治療

頸管粘液の異常に対する治療には、粘液を避けるための子宮内精子注入(子宮内に直接精液を注入する方法)、体外受精、見つかった感染症の治療などがあります。生殖補助医療を用いることで妊娠率が向上するかどうかは不明です。

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