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卵子の問題

(卵巣予備能の低下)

執筆者:

Robert W. Rebar

, MD, Western Michigan University Homer Stryker M.D. School of Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 5月
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卵子の数が少ない、あるいは卵子の状態が不良な場合があります。

不妊症の概要も参照のこと。)

卵子の数と質(卵巣予備能)は、30歳くらいから低下し始めますが、30歳前からのこともあり、40歳を過ぎると急速に低下します。しかし、年齢だけが卵子の数と質の低下の原因というわけではありません。卵巣の異常によっても、このような低下が起こります。

原発性卵巣不全(ときに早発閉経と呼ばれる)では、卵巣にある卵細胞の数が早くから少なくなります。原発性卵巣不全が月経不順または無月経の原因になっている女性が少数います。

診断

  • 特定のホルモンを測定する血液検査

  • 超音波検査

以下のような女性に対しては、卵子に問題がないか評価する場合があります。

  • 35歳以上の女性

  • 卵巣の手術を受けたことのある女性

  • 複数の卵子を成熟させて放出を促す排卵誘発薬(ゴナドトロピンなど)への反応がよくなかった女性

月経周期の特定の時期に卵胞刺激ホルモン(排卵を促す)と エストロゲンの血中濃度を測定することがあります。卵胞刺激ホルモンの濃度上昇と、エストロゲン濃度の低下は、卵子の問題を示唆します。これらのホルモンを測定した後、ときにクロミフェン(排卵誘発薬)を投与し、再びホルモン濃度を測定します。ホルモン濃度が劇的に上昇すれば、卵子の問題が確定します。

しかし、卵子の問題を診断するのに最も信頼できるのは以下の検査です。

  • 血液検査:卵子が含まれる構造物(卵胞)から分泌される、抗ミュラー管ホルモンを測定する

  • 超音波検査:腟に挿入した超音波装置を用いて(経腟超音波検査)卵胞を観察し、数を数える

抗ミュラー管ホルモンの測定値が低いことは、卵胞の数が少ないことを示唆します。卵胞の数が少ないと(超音波検査中に観察し、数を数えた結果)、体外受精での妊娠の可能性は低くなります。

しかし、検査結果が異常でも、妊娠が可能な場合もあります。

治療

  • 女性の状況や年齢に基づいた治療

妊娠の可能性があるため、医師は個々の女性の状況と年齢により様々な治療法を提案します。治療には、クロミフェン、レトロゾール(アロマターゼ阻害薬)、ヒトゴナドトロピンなど排卵の問題の治療に使用されるものも含まれます。

女性が42歳以上の場合や、卵子の数または質が低下している場合には、別の女性(ドナー)から卵子提供を受けることが、妊娠する唯一の方法となることもあります。

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