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眼部帯状疱疹

執筆者:

Melvin I. Roat

, MD, FACS, Sidney Kimmel Medical College at Thomas Jefferson University

医学的にレビューされた 2020年 5月
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本ページのリソース

眼部帯状疱疹(がんぶたいじょうほうしん)とは、水痘(すいとう)帯状疱疹ウイルスという、 水痘 水痘(水ぼうそう) 水痘とは、水痘帯状疱疹ウイルスによる、感染力が非常に強い ウイルス感染症で、かゆみのある特徴的な発疹が現れます。発疹は小さな斑点で、盛り上がったり、水疱(水ぶくれ)を形成したり、かさぶたができたりします。 水痘はほとんどが小児に起こりますが、水痘ワクチンのおかげで発生数は大幅に減少しています。 発疹が現れる前に、軽い頭痛、中等度の発熱、食欲低下、全身のけん怠感がみられます。 診断は症状(特に発疹)に基づいて下されます。... さらに読む 水痘(水ぼうそう) 帯状疱疹 帯状疱疹 帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは、 ウイルス感染症による痛みのある皮疹で、水痘を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することで生じます。 ウイルスが再活性化する原因は分からないことが多いのですが、病気や薬によって免疫機能が低下したときに起こる場合があります。 帯状疱疹では痛みを伴う水疱の発疹が現れ、患部に慢性痛が生じることもあります。 典型的な水疱が皮膚に帯状に現れると、帯状疱疹の診断が下されます。... さらに読む 帯状疱疹 の原因ウイルスによる眼の感染症です。

  • 額のチクチク感、額と鼻の水疱、眼のうずき、眼が赤くなる、光への過敏、まぶたの腫れといった症状がみられます。

  • 医師は、帯状疱疹の発疹と眼の病変の徴候に基づいて帯状疱疹を診断します。

  • 帯状疱疹ワクチンは、水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化の予防に役立ちます。

  • 帯状疱疹は抗ウイルス薬によって治療されます。

水痘帯状疱疹ウイルスは、 水痘(水ぼうそう) 水痘(水ぼうそう) 水痘とは、水痘帯状疱疹ウイルスによる、感染力が非常に強い ウイルス感染症で、かゆみのある特徴的な発疹が現れます。発疹は小さな斑点で、盛り上がったり、水疱(水ぶくれ)を形成したり、かさぶたができたりします。 水痘はほとんどが小児に起こりますが、水痘ワクチンのおかげで発生数は大幅に減少しています。 発疹が現れる前に、軽い頭痛、中等度の発熱、食欲低下、全身のけん怠感がみられます。 診断は症状(特に発疹)に基づいて下されます。... さらに読む 水痘(水ぼうそう) を引き起こします。一度感染すると、ウイルスは休眠(不活性)期に入り神経根内にとどまります。一部の人では、ウイルスが再活性化し、皮膚に広がって 帯状疱疹 帯状疱疹 帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは、 ウイルス感染症による痛みのある皮疹で、水痘を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することで生じます。 ウイルスが再活性化する原因は分からないことが多いのですが、病気や薬によって免疫機能が低下したときに起こる場合があります。 帯状疱疹では痛みを伴う水疱の発疹が現れ、患部に慢性痛が生じることもあります。 典型的な水疱が皮膚に帯状に現れると、帯状疱疹の診断が下されます。... さらに読む 帯状疱疹 を引き起こします。ウイルスが額や鼻に感染している人の約半数では眼にも感染が及び、その場合病変のある皮膚と同じ方の眼に症状が出ます。

症状

ほかの症状が現れる前に、額にチクチクする感覚が発生することがあります(前駆症状と呼ばれます)。

額の皮膚、ときには鼻の先が、小さく赤い水疱で覆われ、非常に強い痛みを伴います。

眼に感染すると、眼のうずき、眼が赤くなる、光への過敏、まぶたの腫れといった症状を引き起こします。角膜(虹彩と瞳孔の前にある透明な層)が感染し、炎症を起こすことがあります。何カ月も何年も経ってから、角膜が腫れ、重度の損傷で瘢痕(はんこん)化することもあります。角膜の後ろの組織に炎症が生じたり(ぶどう膜炎 ぶどう膜炎 ぶどう膜炎は、ぶどう膜と呼ばれる眼の内側の色の付いた膜に生じる炎症のことです。 感染症、けが、全身性自己免疫疾患(体が自分の組織を攻撃する病気)により、または明らかな原因なく、ぶどう膜に炎症が生じることがあります。 症状は眼のうずき、眼が赤くなる、飛蚊症(ひぶんしょう)、視力障害などで、これらが複合して起こることもあります。... さらに読む )、眼の内圧が上昇したり(緑内障 緑内障 緑内障とは、視神経の損傷が進行していく病気で(眼圧の上昇を伴うことが多いものの、常に伴うわけではありません)、不可逆的な視力障害につながります。 眼の内部の圧力(眼圧)が上昇すると視神経が損傷されることがあります。 通常、視力障害は徐々に生じるため、長い間気づかれないことがあります。... さらに読む )、角膜が感覚を失って傷が生じやすくなったりすることがあります。

眼の内部の構造

目めの内部ないぶの構造こうぞう

診断

予防

水痘もしくは帯状疱疹にかかったことのあるなしにかかわらず、または旧式の帯状疱疹ワクチンを接種したことのあるなしにかかわらず、50歳以上の健康な人には新しい 帯状疱疹ワクチン 帯状疱疹ワクチン 帯状疱疹ワクチンには2種類しゅるいあります。新型しんがたの帯状疱疹ワクチンは、予防よぼう効果こうかたかく、効果こうかの持続期間きかん さらに読む の接種が勧められます。旧式のワクチンは50%の人にしか効果がなかった一方で、新しいワクチンは90%以上の人に有効です。

治療

  • 抗ウイルス薬の内服

  • コルチコステロイドの点眼薬

  • 瞳孔を散大させる点眼薬

体の他の部位の帯状疱疹と同様に、早い段階でアシクロビル、バラシクロビル、またはファムシクロビルなどの抗ウイルス薬を服用すると、痛みを伴う発疹の期間を短縮できます。顔面に帯状疱疹が出て眼にも及ぶ危険性がある場合は、抗ウイルス薬で治療すると、眼の合併症のリスクが軽減します。

眼に炎症が生じた際には、コルチコステロイド(通常は点眼薬)が必要になることもあります。

シクロペントラートまたはアトロピンなどの点眼薬は、瞳孔を散大させるのに使用されます。これは重度の緑内障を予防し、眼の痛みを軽減する上で役立ちます。

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