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(視神経)乳頭浮腫

執筆者:

James Garrity

, MD, Mayo Clinic College of Medicine

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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乳頭浮腫とは、脳の内部や周辺の圧力上昇が原因で、視神経の眼球内にある部分が腫れた状態をいいます。

  • 症状は一時的な視覚障害、頭痛、嘔吐(おうと)で、これらが複合して現れることもあります。

  • 医師は検眼鏡で眼の中を観察することにより診断を下します。

  • 脳圧上昇の原因となっている病気を、できるだけ速やかに治療します。

視神経の病気の概要も参照のこと。)

原因

通常、乳頭浮腫は次のようなものが原因で起こります。

これらの病態は一般に、両眼に乳頭浮腫を引き起こします。

症状

乳頭浮腫の初期段階では視力に影響がないこともあります。一過性(典型的には数秒程度)の視覚の変化(かすみ目、複視、ちらつき、または目が見えなくなる)が乳頭浮腫の特徴です。脳内の圧力上昇によるその他の症状として、頭痛、吐き気、嘔吐、またはそれらが組み合わさって起こることがあります。この病気は必ずしも痛みを伴うとは限りません。

診断

  • 医師による評価

  • 画像検査

  • 腰椎穿刺

医師は検眼鏡(眼の奥を照らすライトの付いた拡大鏡)を使って乳頭浮腫を診断します。多くの場合、眼科医(眼の病気の診断と治療を専門とする医師)による診断の確定と原因の特定が必要になります。

MRI検査とCT検査は、原因を特定し、治療の効果をモニタリングするのに役立つことがあります。

腰椎穿刺を行って脳脊髄液の圧を測定しますが、MRIまたはCT検査で腰椎穿刺の施行が危ぶまれる異常が見つかった場合はこの限りではありません。脳脊髄液のサンプルを検査して脳に腫瘍または感染症がないか調べることもあります。

ときに眼の超音波検査を行い、乳頭浮腫と、視神経が腫れているように見えるその他の病気を鑑別します。

治療

  • 原因の治療

脳圧上昇の原因となっている病気を、できるだけ速やかに治療します。例えば、脳腫瘍が原因で脳脊髄液の圧力が上昇している場合は、コルチコステロイドが投与されることがありますが、手術で腫瘍を切除したり放射線療法で腫瘍のサイズを縮小したりする必要が生じる場合もあります。

乳頭浮腫の原因が特発性頭蓋内圧亢進症である場合は、減量と利尿薬で治療できます。それがうまくいかなければ、手術が行われることもあります。

細菌による感染症の場合は、抗菌薬で治療できます。

脳膿瘍であれば排膿し、その後抗菌薬を投与します。

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