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視神経炎

執筆者:

James Garrity

, MD, Mayo Clinic College of Medicine

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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視神経炎とは、視神経に炎症が起こっている状態をいいます。

  • 最も一般的な原因は多発性硬化症です。

  • 視力障害が生じることがあり、眼を動かすと痛むこともあります。

  • MRI(磁気共鳴画像)検査が行われます。

  • 多発性硬化症の可能性がある場合は、コルチコステロイドが投与されることがあります。

視神経の病気の概要も参照のこと。)

原因

視神経炎は、20~40歳の成人に最もよくみられます。 視神経炎の最も一般的な原因は多発性硬化症です。しかし、視神経炎患者の中には、多発性硬化症であったことが後から分かる人もいます。視神経炎は、ほかにも次のようなものが原因で起こります。

まれな原因として、糖尿病、悪性貧血、一部の自己免疫疾患、眼窩(がんか)を侵すバセドウ病(甲状腺眼症)、ハチの刺傷、けがなどがあります。しかし多くの場合、視神経炎の原因は不明です。

症状

視神経炎は片眼のみに生じることもあれば両眼に生じることもあり、軽度から重度の視力障害を引き起こします。視力障害は1~2日間にわたって続くことがあります。視力への影響は様々で、ほぼ正常のこともあれば完全に失明する場合もあります。場合によっては特に色覚が影響を受けますが、本人は気づかないこともあります。ほとんどの場合、軽度の眼の痛みがみられ、眼を動かすと悪化するようにしばしば感じられます。視力は通常2~3月以内に回復しますが(原因によって変わります)、完全に回復するとは限りません。一部の人では視神経炎が繰り返し起こります。

診断

  • 医師による評価

  • 通常はMRI検査

診断の際には、瞳孔の反応を検査し、ライトの付いた拡大鏡(検眼鏡)で眼の奥を観察します。眼球の奥にある視神経の頭部(視神経乳頭)が腫れて見えることがあります。視野検査により、視野が一部欠損していることが分かる場合があります。MRI検査では、多発性硬化症や、まれに視神経を圧迫している腫瘍が見つかることがあります。

治療

  • ときにコルチコステロイド

  • 腫瘍に対し、圧迫の緩和

多発性硬化症の可能性がある場合などは、視神経炎の治療のためにコルチコステロイドを静脈内に投与することがあります。数日後、コルチコステロイドを経口で投与します。コルチコステロイドは回復を速め、再発の可能性を低下させます。視神経炎が多発性硬化症または感染症に関連している場合は、その病態も治療する必要があります。

視神経を圧迫している腫瘍がある場合は、通常、腫瘍による圧力を取り除くことで視力が回復します。

視力障害のある人が利用できる補助具(ロービジョンエイド)として、ルーペ、拡大読書器、音声付き腕時計などがあります。

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