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リンパ節炎

執筆者:

A. Damian Dhar

, MD, JD, North Atlanta Dermatology

最終査読/改訂年月 2017年 11月
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リンパ節炎とは、1つまたは複数のリンパ節に感染が起きて生じる病気で、通常はリンパ節に腫れと圧痛がみられます。

原因はほぼ常に感染で、細菌、ウイルス、原虫、真菌によって起こります。典型的には、皮膚、耳、鼻、眼の感染症、または 伝染性単核球症 伝染性単核球症 エプスタイン-バーウイルスは、伝染性単核球症をはじめ、いくつかの病気を引き起こします。 このウイルスはキスを介して広がります。 症状は様々ですが、最も多いのは極度の疲労感、発熱、のどの痛み、リンパ節の腫れです。 血液検査を行って診断を確定します。 アセトアミノフェンや非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)は発熱と痛みを和らげます。 さらに読む 伝染性単核球症 サイトメガロウイルス感染症 サイトメガロウイルス(CMV)感染症 サイトメガロウイルス感染症はよくみられるヘルペスウイルス感染症で、症状が出ないものから、発熱と疲労感が出るもの(伝染性単核球症に似たもの)、また、眼や脳、その他の内臓を侵す重い症状が生じるものまで、症状は多様です。 このウイルスは、体の分泌物と接触(性的接触とそれ以外の接触の両方)することで感染します。 ほとんどの人では何の症状もみられませんが、気分が悪くなって熱が出る場合もあり、免疫機能が低下している人が感染すると、失明などの重篤な症... さらに読む 、レンサ球菌感染症、 結核 結核 結核は、空気感染する細菌である結核菌 Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる、感染力の強い慢性感染症です。通常は肺が侵されます。 結核に感染するのは、主に活動性結核の患者によって汚染された空気を吸い込んだ場合です。 最もよくみられる症状はせきですが、発熱や寝汗、体重減少、体調不良を感じることもあります。... さらに読む 結核 梅毒 梅毒 梅毒は、梅毒トレポネーマ Treponema pallidumという細菌によって引き起こされる性感染症です。 梅毒の症状は、見かけ上は健康な時期をはさんで、3段階で生じます。 まず患部に痛みのない潰瘍が現れ、第2期では、発疹、発熱、疲労感、頭痛、食欲減退がみられます。 治療しないでいると、第3期には、大動脈、脳、脊髄、その他の臓器が侵されることがあります。 医師は通常、患者に梅毒があることを確認するために2種類の血液検査を行います。 さらに読む 梅毒 などの感染症がリンパ節に拡大して生じます。感染は多数のリンパ節に広がる場合もあれば、一部分のリンパ節にとどまる場合もあります。

症状

感染が起きたリンパ節は腫れ、通常は圧痛と痛みを伴います。ときに、感染が起きたリンパ節部分の皮膚が炎症を起こし、赤くなって熱を帯びることもあります。 蜂窩織炎 蜂窩織炎 蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、皮膚とそのすぐ下の組織に生じる、広がりやすい細菌感染症です。 (皮膚細菌感染症の概要も参照のこと。) 患部の皮膚に発赤、痛み、圧痛がみられるほか、発熱や悪寒が生じたり、より重篤な症状が現れたりすることもあります。 この感染症の治療には抗菌薬が必要です。 蜂窩織炎の原因になる細菌には多くの種類がありますが、最も一般的なものはレンサ球菌 Streptococcusとブドウ球菌... さらに読む 蜂窩織炎 が生じる場合もあります。発熱がよくみられます。ときに、 膿瘍 皮膚膿瘍 毛包炎と皮膚膿瘍は、細菌感染によって皮膚の内部に膿のたまった空洞ができたものです。浅いものもあれば、深いものがあり、毛包だけに生じることもあれば、皮膚のさらに深い部分まで及ぶこともあります。 (皮膚細菌感染症の概要も参照のこと。) 毛包炎は毛包に生じる皮膚膿瘍の一種です。膿瘍は、皮膚の表層とより深い部分のいずれにも生じ、必ずしも毛包炎を伴いません。膿瘍の大半は黄色ブドウ球菌 Staphylococcus... さらに読む 皮膚膿瘍 (内部に膿がたまった空洞)ができることもあります。痛み、圧痛、発赤をいずれも伴わないリンパ節の腫れは、 リンパ腫 リンパ腫の概要 リンパ腫とは、リンパ系および造血器官に存在するリンパ球のがんです。 リンパ腫は、リンパ球と呼ばれる特定の白血球から発生するがんです。この種の細胞は感染を防ぐ役割を担っています。リンパ腫は、Bリンパ球やTリンパ球のいずれの細胞からも発生する可能性があります。Tリンパ球は免疫系の調節やウイルス感染に対する防御に重要です。Bリンパ球は抗体を産生... さらに読む リンパ腫の概要 結核 結核 結核は、空気感染する細菌である結核菌 Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる、感染力の強い慢性感染症です。通常は肺が侵されます。 結核に感染するのは、主に活動性結核の患者によって汚染された空気を吸い込んだ場合です。 最もよくみられる症状はせきですが、発熱や寝汗、体重減少、体調不良を感じることもあります。... さらに読む 結核 ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫は、リード・シュテルンベルク細胞と呼ばれる特殊ながん細胞が認められることで区別されるリンパ腫です。 発生原因は分かっていません。 リンパ節の腫れがみられますが、通常は痛みを伴いません。 ほかにも、がん細胞が増殖している場所によっては、発熱、かゆみ、息切れなどの症状が出ることがあります。 診断にはリンパ節の生検が必要になります。 さらに読む など、別の重篤な病気の症状である可能性があります。そのようなリンパ節がみられる場合は、診察を受ける必要があります。

診断

  • 医師による評価

  • ときに、組織の生検と培養検査

通常、リンパ節炎は症状から診断でき、原因は近くの組織で起きている明らかな感染症です。原因が容易に特定できない場合は、生検(組織サンプルを採取して顕微鏡で調べる検査)と培養検査(サンプルを検査室で培地に入れて微生物を増殖させる検査)を行って、感染症の原因になっている微生物を特定し、診断を確定する必要があります。

治療

  • 抗菌薬

治療法は、感染症の原因になっている微生物によって異なります。細菌感染症の場合は、抗菌薬を通常は静脈内注射か経口で投与します。炎症を起こしたリンパ節の痛みは温罨法によって緩和できることがあります。通常、感染症を治療すればリンパ節は徐々に小さくなり、痛みは収まります。腫れたリンパ節が硬くなって残ることもありますが、もはや圧痛は感じなくなります。 膿瘍 皮膚膿瘍 毛包炎と皮膚膿瘍は、細菌感染によって皮膚の内部に膿のたまった空洞ができたものです。浅いものもあれば、深いものがあり、毛包だけに生じることもあれば、皮膚のさらに深い部分まで及ぶこともあります。 (皮膚細菌感染症の概要も参照のこと。) 毛包炎は毛包に生じる皮膚膿瘍の一種です。膿瘍は、皮膚の表層とより深い部分のいずれにも生じ、必ずしも毛包炎を伴いません。膿瘍の大半は黄色ブドウ球菌 Staphylococcus... さらに読む 皮膚膿瘍 は外科的に膿を排出する必要があります。

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