癜風
(なまず)
(皮膚真菌感染症の概要も参照のこと。)
この感染症は癜風菌 Malassezia furfurを原因菌とし、かなり一般的な病気で、特に若い成人に多くみられます。癜風菌 Malassezia furfurは、酵母と糸状菌の両方として存在することができる真菌の一種です。酵母と糸状菌は、顕微鏡検査でこの真菌がどのように見えるかを説明するために使用される用語です。
癜風菌 Malassezia furfurは通常は無害で、正常時も皮膚に生息していますが、一部の人では癜風を引き起こします。感染者の多くは健康です。遺伝的にこの真菌が増殖しやすい体質の人もいます。
その他の危険因子としては、高温多湿の環境のほか、コルチコステロイドの使用や妊娠、低栄養、糖尿病、その他の病気による免疫系の機能低下などがあります。
癜風は軽度の感染症で、ほかの人に伝染しないと考えられています。
症状
診断
予後(経過の見通し)
治療
癜風の治療には、患部に直接塗る(外用)抗真菌薬が使用される場合があります。処方薬である高濃度の硫化セレンシャンプーは、患部の皮膚(頭皮だけでなく)に1日10分間塗って洗い流す方法で1週間使い続けるか、毎週1回24時間塗って洗い流す方法で1カ月使い続ければ、効果が得られます。その他の治療法としては、ケトコナゾールの1日1回の外用を2週間続けるとともに、ジンクピリチオンを含有する石けんを使った入浴または硫黄サリチル酸を含有するシャンプーの1日1回の外用を1~2週間続けることなどがあります。(表「皮膚に塗って使用する主な抗真菌薬(外用薬)」も参照のこと。)
広範な感染( 重篤な真菌感染症の治療薬)や頻繁な感染が生じている患者に対する治療では、ときにフルコナゾールなどの抗真菌薬を服用することもあります。
感染の再発の可能性を抑えるために、多くの医師は綿密な衛生管理の実践とジンクピリチオンを含有する石けんの定期的な使用または他の外用薬の月1回の使用を推奨しています。
