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しらくも(頭部白癬)

執筆者:

Denise M. Aaron

, MD, Dartmouth Geisel School of Medicine

医学的にレビューされた 2020年 2月
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やさしくわかる病気事典
本ページのリソース

頭部白癬(しらくも)は、頭皮の皮膚糸状菌(真菌)感染症です。

  • 頭部白癬の症状としては、頭皮に乾燥したうろこ状の斑、斑状の脱毛、またはその両方が生じます。

  • 診断は、頭皮の診察と頭皮から採取したサンプルの検査の結果に基づいて下されます。

  • 治療は、すべての患者で抗真菌薬の内服を行い、小児に対しては抗真菌薬クリームを使用します。

感染力が非常に強く、小児に多くみられます。

症状

若干のかゆみを伴うこともある乾燥したうろこ状の発疹、斑状の脱毛(脱毛症 脱毛症(脱毛) 脱毛は、脱毛症とも呼ばれ、体のあらゆる部位に生じます。頭皮に起きる脱毛は禿頭(とくとう)と呼ばれます。脱毛は美容上の理由でしばしば大きな問題となりますが、全身の病気(全身性疾患)の徴候である可能性もあります。 毛髪の成長には周期があります( 毛髪の成長の概要も参照)。各周期は次の段階から構成されます。 長い成長段階(成長期):持続期間は2~6年間 短い移行段階(退行期):持続期間は3週間... さらに読む 脱毛症(脱毛) )、またはその両方が生じます。ある種類の真菌は「ブラックドットリングワーム」という感染症を引き起こしますが、この病気では頭皮の表面で毛幹が折れてしまいます。別の種類の真菌は「グレーパッチリングワーム」という感染症を引き起こしますが、この病気では毛幹が頭皮の表面より上で折れ、短い毛の切れ端が残ります。頭部白癬では、ときにフケに似た落屑が生じることがあります。

禿瘡(とくそう)

皮膚糸状菌の感染により、ときに禿瘡という病気が生じることがあり、頭皮に痛みと炎症を伴う腫れた大きな皮疹が現れ、そこから膿がにじみ出ることもあります。禿瘡では水疱が現れて痂皮(かさぶた)ができることもあり、膿瘍(内部に膿がたまった空洞)のように見える場合もあります。禿瘡は真菌に対する免疫系の反応によって引き起こされ、瘢痕を残した脱毛に至ることもあります。

診断

  • 医師による皮膚の診察

  • 引き抜いた毛髪や頭皮から採取した鱗屑の検査

  • ときにウッド灯検査や培養検査

治療

  • 小児と成人では抗真菌薬の内服

  • 小児では、抗真菌薬クリームと硫化セレンシャンプー

  • 成人では、ときに硫化セレンシャンプー

  • ときにプレドニゾン(日本ではプレドニゾロン)

小児の場合、テルビナフィンという抗真菌薬を4週間服用することで治療します。グリセオフルビンは小児に使用される別の薬剤です。

頭部白癬が治癒するまでは、感染の拡大を抑えるため、特にほかの子どもにうつさないようにするために、抗真菌薬のクリームを頭皮に塗る場合もあります。処方薬として使用される高濃度の硫化セレンシャンプーを週2回以上使用することも必要です。治療中も学校に通うことができます。(表「 皮膚に塗って使用する主な抗真菌薬(外用薬) 皮膚に塗って使用する主な抗真菌薬(外用薬) 皮膚に塗って使用する主な抗真菌薬(外用薬) 」も参照のこと。)

成人の場合は、抗真菌薬のテルビナフィンまたはイトラコナゾールの内服により治療します。治療に必要な期間は使用する薬によって異なります。硫化セレンシャンプーはときに成人でも使用されることがあります。

炎症がひどい部位や禿瘡に対しては、症状を和らげて瘢痕化の可能性を減らすために、プレドニゾン(日本ではプレドニゾロン)の服用などのコルチコステロイドによる短期間の治療が処方されることがあります。

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