(皮膚がんの概要も参照のこと。)
ケラトアカントーマは、日光のあたる部分(顔面、前腕部、および手の甲)にできやすく、急激に大きくなります。典型的には1~2カ月で約2.5センチメートルまで大きくなりますが、ときにその2倍以上まで増大することもあります。数カ月以内に自然に消えることもありますが、しばしば皮膚に瘢痕が残ります。
原因は不明です。多くの医師は、ケラトアカントーマを有棘細胞がんという皮膚がんの一種と考えています。
診断
予防
ケラトアカントーマは日光にさらされることで引き起こされるため、以下の対策を講じることが、このがんの予防に役立ちます。
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日光を避ける:例えば、屋外では日陰に入る、午前10時から午後4時まで(日光が最も強くなる時間帯)の屋外活動を減らす、日光浴や日焼けマシーンの利用を控える
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保護効果の高い衣類を着用する:例えば長袖のシャツ、ズボン、つばの広い帽子
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日焼け止めを使用する:紫外線防御指数(SPF)30以上で紫外線A波とB波に対する防御効果のあるものを指示通りに使用し、2時間毎に、また泳いだ後と汗をかいた後にも塗り直す(ただし、日光を浴びる時間を増やすことを目的に日焼け止めを使用してはならない)