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尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)とは、よくみられるいぼのことです。
尋常性疣贅は一般的ないぼで、ヒトパピローマウイルスの感染によって生じます。このようないぼは、爪周囲の皮膚のどの部位にも生じる可能性があり、爪上皮(爪の付け根の皮膚)によくみられ、ときに爪の下の部分にみられることもあります。爪上皮に生じたいぼは、爪の成長に影響を及ぼし、爪の変形を引き起こすことがあります。爪をかむ人や手が常に水に触れる仕事に従事している人など、爪の周囲に小さな傷や外傷がある人により多くみられます。爪をかむこと(爪咬症)で、この感染症が爪から爪へ、または爪から唇の境目などの皮膚へ広がることがあります。
このような部位のいぼは特に治療が困難です。液体窒素による凍結療法が有効になる場合があります。ときにサリチル酸、イミキモド、フルオロウラシル、またはトレチノインをいぼに塗ることもあります(特にいぼが治療に反応しない場合)。
尋常性疣贅
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この画像には尋常性疣贅が写っていますが、これはよくみられるいぼで、爪周囲の皮膚のどの部位にも生じる可能性があり、爪上皮(爪の付け根の皮膚)によくみられ、ときに爪の下の部分にみられることもあります。
Clinical Photography/SCIENCE PHOTO LIBRARY
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