Msd マニュアル

Please confirm that you are not located inside the Russian Federation

honeypot link

円形脱毛症

執筆者:

Wendy S. Levinbook

, MD, Hartford Dermatology Associates

最終査読/改訂年月 2018年 4月
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します

円形脱毛症は、皮膚の病気や全身の病気(全身性疾患)などの明らかな原因もなく、毛髪が斑状に突然抜ける病気です。

毛髪の成長の概要脱毛[脱毛症]も参照のこと。)

円形脱毛症はよくみられます。性別や年齢を問わず起こりますが、小児や若い成人に特に多くみられます。

原因は自己免疫反応、つまり免疫による防御機構が誤って毛包を攻撃するためと考えられています。円形脱毛症は他の病気が原因で起こるものではありませんが、患者の中には関連する甲状腺疾患や白斑(皮膚の色素異常症)を併発している人もいます。

不規則な丸い斑状の脱毛が突然起こります。脱毛部分の縁周辺の毛は短く、折れた状態が特徴的で、びっくりマークに似ています。円形脱毛症は、頭髪またはひげに生じるのが通常です。頭皮全体の毛髪が抜ける場合もあれば(全頭脱毛症)、頭皮の横側と後ろ側の生え際から脱毛する場合(蛇行性脱毛症)、頭皮の中央部に脱毛が起きて周辺部の毛髪は残る場合(蛇行性脱毛症の逆のパターン)もあります。まれですが、全身の体毛が抜け落ちることもあります(汎発性脱毛症と呼ばれる状態)。爪がでこぼこになったり、粗くなったりすることもあります。通常は数カ月でまた毛が生えてきます。広範囲に脱毛が生じている人では、毛が再生する可能性が低くなります。

医師は頭皮、体表、爪を調べます。他の病気の可能性を否定するために検査を行うこともあります。

治療

  • コルチコステロイド

  • 化学物質の外用

円形脱毛症はコルチコステロイドにより治療することができます。脱毛部が小さい場合は、典型的にはその部分の皮膚の下にコルチコステロイドを注射するほか、ミノキシジルを脱毛部分に直接塗ることもあります。脱毛部が大きい場合は、コルチコステロイドを直接頭皮に塗りますが、まれに経口で使用することもあります。

このほかに円形脱毛症の治療として、化学物質(アンスラリン[anthralin]やジフェニルシクロプロペノン、スクアリン酸ジブチルエステルなど)を頭皮に塗って、その部分に刺激反応や軽いアレルギー反応を誘発する方法があり、ときに毛髪の成長を促進できます。

より重症の場合は、全身療法も用いられます。

比較的軽症の円形脱毛症であれば、ときに治療を行わなくても自然に治ることがあるため、自然に治るのに任せるという選択がなされる場合もあります。

さらなる情報

ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
よく一緒に読まれているトピック

おすすめコンテンツ

ソーシャルメディア

TOP