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ひげの内方発育

(須毛部仮性毛包炎)

執筆者:

Wendy S. Levinbook

, MD, Hartford Dermatology Associates

最終査読/改訂年月 2018年 4月
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ひげの内方発育とは、毛髪が毛包から外部に出ることなく皮膚の中を進んだり、いったん毛包から外部に出た後に曲がって再び皮膚の中に戻ったりすることで、それにより炎症を起こす病態です。

毛髪の成長の概要も参照のこと。)

この毛髪の病気は、毛が強くカールしていて、ひげを剃る習慣のある黒人男性の須毛部(ひげのある部位)や首の部分によく生じます。体毛を剃る習慣のある女性でも生じることがあり、特に鼠径部(脚の付け根の部分)でよくみられます。皮膚の内部で伸びた毛髪により、軽い痛みを伴う小さな吹き出物ができ、その中心にはカールした毛が丸まって入っていますが、外からはほとんど見えません。瘢痕化することもあります。

この病気の診断は典型的な外観から下されます。

治療

  • 適切な剃毛法と温罨法(おんあんぽう)

  • 炎症に対しては、クリーム剤(コルチコステロイド、抗菌薬、過酸化ベンゾイル、レチノイド)の使用または抗菌薬の服用

吹き出物の治療としては、まず剃毛をいったんやめてから、1日に数回の頻度で温罨法を行って、患部の炎症を和らげます。皮膚に埋まった毛髪(埋没毛)は、滅菌された針や爪ようじを用いて解放できる場合があります。炎症がみられるものの軽度の場合は、弱いコルチコステロイドまたは抗菌薬のクリーム剤を炎症が起きている部位に直接塗ることもあります。

炎症が中等度から重度の場合は、抗菌薬を服用します。過酸化ベンゾイルクリームやレチノイドクリームは、軽度または中等度の炎症がみられる場合に有用となりますが、皮膚に刺激感を与えることもあります。

コルチコステロイドの服用による短期間の治療が必要になる場合もあります。

剃毛を再開したら、適切な剃毛方法を遵守する必要があります。

予防

最も効果的な予防法は、ひげを剃るのをやめて伸ばすことです。長く伸びた毛髪は丸まって皮膚に刺さることがないからです。

ひげを伸ばしたくない場合は、除毛剤(不要な毛髪を除去するクリーム状または液状の製剤)を使用することができますが、しばしば皮膚に刺激感を与えます。また、電気分解やレーザー治療による永久脱毛も可能です。

ひげを剃る必要がある場合は、まずひげを濡らしてから、ひげが生えている方向に向かって剃るようにします。カミソリで何度も入念に剃る方法は避けるべきです。

エフロルニチン(eflornithine)クリームを塗ることで、ひげの成長速度を抑えることができます。

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