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嫌気性細菌についての概要

執筆者:

Larry M. Bush

, MD, FACP, Charles E. Schmidt College of Medicine, Florida Atlantic University

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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細菌は以下のように、いくつかの観点で分類できます。1つの分類法は、細菌が生きて増殖していくのに酸素が必要かどうかに基づくものです。

  • 好気性細菌:酸素が必要な細菌

  • 嫌気性細菌:酸素の存在がその細菌の生存や生育にとって障害となる細菌

  • 通性嫌気性細菌:酸素があってもなくても生育できる細菌

細菌は、顕微鏡でしか見えない、単細胞生物です。数千種類の細菌が存在し、世界中のあらゆる環境に生息しています。土壌、海水、地中深くはもちろん、放射性廃棄物の中で生きている細菌すら報告されています。

多くの細菌が、宿主に害を与えずに、人間や動物の皮膚、気道、口の中、消化管、尿路や生殖器に生息しています。そうした無害な細菌は、常在菌叢やマイクロバイオームと呼ばれています。多くの常在菌叢は、食べものの消化を助けたり、もっと危険な細菌が増殖するのを防いだりしながら、実際に人の役に立っています。

病気を常に引き起こす細菌はごく一部で、そのような細菌は病原菌と呼ばれます。しかし、害を及ぼすことなく普段から体内に生息している細菌が病気を引き起こすこともときにあります(例えば、その細菌が居場所を変えたときなど)。細菌は有毒な物質(毒素)を作ったり、組織を侵食したりすることによって、病気を引き起こします。

嫌気性細菌は、粘膜、特に口、下部消化管、腟の正常な常在菌叢の大部分を占めます。これらの嫌気性細菌は、粘膜が損傷されると病気を引き起こすことがあります。体外にいる嫌気性細菌は、皮膚の傷から侵入したり口から摂取されたりすると、ときに病気を引き起こします。

嫌気性細菌による感染症には、以下のものがあります。

多くの場合、感染組織にはいくつかの嫌気性細菌が存在します。好気性細菌もしばしばみられます。複数の嫌気性細菌による感染症や嫌気性細菌と好気性細菌による感染症は、嫌気性菌混合感染症と呼ばれます。

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