レファムリン(lefamulin)は、細菌が成長・増殖するのに必要なタンパク質を作り出すのを妨げることによって作用する 抗菌薬 抗菌薬の概要 抗菌薬は 細菌感染症の治療で使用される薬です。ウイルス感染症や他のほとんどの感染症には効果がありません。抗菌薬は微生物を殺すか、その増殖を止めることによって、体に 自然に備わっている防御機構 が微生物を排除するのを助けます。 抗菌薬は特定の細菌感染症に対して使用します。しかし、... さらに読む です。
レファムリン(lefamulin)は、肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae、インフルエンザ菌 Haemophilus influenzae、肺炎クラミジア Chlamydophila pneumoniae、肺炎マイコプラズマ Mycoplasma pneumoniaeなどの多くの細菌によって引き起こされる 市中肺炎 市中肺炎 市中肺炎は、病院外の人に発生する肺の感染症です。 多くの細菌、ウイルス、真菌が原因となります。 肺炎で最もよくみられる症状は、たんがからんだせきですが、胸痛、悪寒、発熱、息切れもよくみられます。 医師は、聴診器で肺の音を聞き、胸部のX線やCT画像を見て、市中肺炎を診断します。 肺炎の原因と考えられる微生物に応じて、抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬が使用されます。 さらに読む の治療に使用されます。
妊娠中や授乳期間中のレファムリン(lefamulin)の使用
レファムリン(lefamulin)が妊娠中の動物に投与されたとき、胎仔に対する有害な影響がある程度認められましたが、妊婦を対象とする適切なデザインに基づく研究は実施されていません。より優れた安全性データが得られるまで、妊婦には他の薬を使用すべきです。妊娠可能年齢の女性は、レファムリン(lefamulin)の投与中と最終投与から2日間は避妊を行うべきです。(妊娠中の薬の使用 妊娠中の薬の使用 妊婦の50%以上が、妊娠中に処方薬や市販薬(処方なしで購入できる薬剤)を服用したり、社会的薬物(タバコやアルコール)または違法薬物を使用しており、妊娠中の薬の使用は増えてきています。一般に、薬の多くは胎児に害を及ぼす可能性があるため、妊娠中は、必要な場合を除いて、薬剤を使用すべきではありません。病気や症状の治療に使用された薬剤が原因で発生... さらに読む も参照のこと。)
授乳中の女性は、レファムリン(lefamulin)の投与中と最終投与から2日間は母乳を絞り出して廃棄すべきです。(授乳期間中の薬の使用 授乳期間中の薬の使用 授乳期間中に母親が薬剤を使用しなければならなくなると、授乳をやめるべきかどうか迷います。答えは以下の条件によって変わってきます。 母乳に移行する薬剤の量 薬剤が乳児に吸収されるかどうか 薬剤は乳児にどのような影響を与えるか 乳児の哺乳量はどのくらいか(乳児の月齢と母乳以外の食事や水分の摂取量により異なる) さらに読む も参照のこと。)