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天然痘ワクチン

執筆者:

Margot L. Savoy

, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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米国では、天然痘が根絶されたため、天然痘ワクチンの定期予防接種は1972年に中止されました。ワクチンの効果が持続する期間は約10年ですので、現在はほとんどの人が天然痘に対する免疫をもっていません。

最近になって、テロリストが天然痘を生物兵器として使用するのではとのおそれが生じていることから、予防接種を再開しようという動きがあります。天然痘の予防接種が再開される場合は、天然痘が流行した地域のみが対象になると考えられます。現在、一部の軍人は天然痘が生物兵器として使用された場合のリスクを考慮してワクチン接種を受けており、必要になれば米国人全員に接種できるだけのワクチンが製造済みです。

天然痘ワクチンは生きたワクシニアウイルスを含有していますが、これは天然痘ウイルスに近いウイルスであり、接種することで天然痘に対する免疫が得られます。

このワクチンは、天然痘ウイルスにさらされた後、ごく早期に接種するのが最も効果的です。しかし、症状が現れた後の数日間に接種しても有益な場合があります。天然痘に効くことが証明されている治療法はありませんが、一部の抗ウイルス薬(シドホビル[cidofovir]など)が天然痘の治療と悪化の予防に役立つ可能性があります。

接種

天然痘ワクチンの接種では、医師がワクチンに浸した専用の針で、狭い範囲をすばやく15回突きます。その後、ワクチンのウイルスが他の部位や他の人に広がらないよう、接種した部位をドレッシング材で覆います。

ワクチン接種の7日ほど後に小さな水疱ができれば、予防接種は成功したとみなされます。成功した場合は、1回の接種で完了です。成功しなかった場合は、再び接種します。

副反応

天然痘ワクチンは一般に安全です。ワクチン接種後は1週間にわたり、発熱、全身のだるさ(けん怠感)、筋肉痛がよくみられます。

初めて接種を受けた人では、10,000人に約1人の割合で重篤な副反応が起き、100万人に1~2人が死亡します。以前に接種を受けたことがある場合は、重篤な副反応や死亡のリスクは低下します。

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