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白血球の病気の概要

執筆者:

Mary Territo

, MD, David Geffen School of Medicine at UCLA

医学的にレビューされた 2020年 1月
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白血球は、感染性微生物や外来物質から体を守る重要な役割を担っています(免疫系 白血球 )。体を十分に守るためには、感染性微生物や外来物質が体内に侵入したというメッセージを受けた十分な数の白血球がその場所に向かい、有害な微生物や物質を殺して消化する必要があります(図「 リンパ系:感染に対する防御を補助する リンパ系:感染に対する防御を補助する リンパ系:感染に対する防御を補助する 」を参照)。

他のすべての血球と同じように、白血球も主に骨髄でつくられます。白血球は幹細胞と呼ばれる前駆細胞から発生したあと、やがて成熟し、主として以下の5種類の白血球のいずれかに成長します。

  • 好中球

  • リンパ球

  • 単球

  • 好酸球

  • 好塩基球

正常であれば、1日に約1000億個の白血球がつくられます。規定量の血液中に存在する白血球の数は、血液1マイクロリットル当たりの細胞数で表されます。白血球数の正常範囲は、1マイクロリットル当たり4000~11,000個(1リットル当たり4~11 × 109個)です。主な5種類の白血球の比率と単位体積当たりの数は、臨床検査によって測定できます。

白血球数が少なすぎる場合や多すぎる場合は、何らかの病気があることが疑われます。

白血球減少症では、血液中の白血球の数が1マイクロリットル当たり4000個(1リットル当たり4 × 109個)を下回るため、高い頻度で感染症にかかりやすくなります。

白血球増多症では、血液中の白血球の数が1マイクロリットル当たり11,000個(1リットル当たり11 × 109個)を超えますが、感染を防ぐために生じた正常な生体反応またはコルチコステロイドなどの薬に対する正常な生体反応によってよく増加することがあります。しかし、骨髄のがん(白血病 白血病の概要 白血病は、白血球または成熟して白血球になる細胞のがんです。 白血球は骨髄の幹細胞から成長した細胞です。ときには成長がうまくいかずに、染色体の一部の並びが変化してしまうことがあります。こうして異常となった染色体により正常な細胞分裂の制御が失われ、この染色体異常がある細胞が無制限に増殖するようになったり、細胞がアポトーシス(不要になった細胞が... さらに読む など)によって未熟な白血球や異常な白血球が骨髄から血液中に放出された場合にも、白血球数が増加することがあります。

白血球の病気の中には、5種類の白血球のうち1種類のみが関与しているものがあります。

また、いくつかの種類または5種類すべての白血球が関与している病気もあります。最も多いのは好中球とリンパ球の病気です。 単球 単球の病気 単球は特定の感染と戦う 白血球の一種です。また、他の白血球が、壊死した組織や傷ついた組織を取り除いたり、がん細胞を破壊したり、異物に対する免疫を調節したりするのを助けます。 単球は骨髄でつくられて血液中に入り、血流中の白血球数の約1~10%を占めています(血液1マイクロリットル当たり200~600個[1リットル当たり0... さらに読む 好酸球 好酸球の病気 好酸球は 白血球の一種で、 アレルギー反応、 喘息(ぜんそく)、 寄生虫感染に対する身体応答で重要な役割を果たしています。好酸球は、ある種の寄生虫に対して体を守る免疫機能を担っていますが、一方で、アレルギー疾患における炎症の一因にもなります。 ときに、好酸球により特定の臓器が炎症を起こして、症状が現れることがあります。... さらに読む 好酸球の病気 の病気はあまり多くはなく、 好塩基球 好塩基球の病気 好塩基球は 白血球の一種で、 免疫監視(ごく初期のがんを検出して破壊するなど)や傷口の修復といった、いくつかの役割があります。また、ヒスタミンなどの化学物質(メディエーター)を放出し、 アレルギー反応の開始に関与することがあります。 好塩基球は、血液中の白血球の3%未満を占めています(1マイクロリットル当たり0~300個[1リットル当たり... さらに読む に関係するものはまれです。

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