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好中球増多症

執筆者:

Mary Territo

, MD, David Geffen School of Medicine at UCLA

最終査読/改訂年月 2018年 3月
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好中球増多症とは、血液中の好中球(白血球の一種)の数が異常に多くなった状態をいいます。

好中球は白血球の一種で、体が感染に抵抗するのを助けたり、傷を治したりするのを助けます。好中球は、以下のようないくつかの病態状や病気に反応して増加することがあります。

  • 感染症

  • 外傷

  • 炎症性疾患

  • 特定の薬

  • 特定の白血病

好中球が増加する最も一般的な原因は以下のものです。

  • 感染への正常な生体反応

多くの場合、好中球数の増加は、病気やけがを治したり、体に侵入した微生物や異物を撃退したりするために必要な生体反応です。細菌、ウイルス、真菌、寄生虫に感染すると、血液中の好中球数が増加します。

股関節骨折や、熱傷(やけど)などの外傷でも好中球数が増加します。さらに、関節リウマチなどの自己免疫疾患をはじめとする炎症性疾患でも、好中球の数が増えて活性が高まることがあります。コルチコステロイドなどの薬も好中球を増加させます。骨髄性白血病では、血液中の未熟な好中球または成熟した好中球が増加します。

好中球数が増加しても症状は現れません。しかし、好中球数の増加の原因になっている病気の症状がしばしばみられます。

過粘稠度(かねんちゅうど)症候群

非常にまれですが、白血病で未熟な好中球の値が極端に高い場合(血液1マイクロリットル当たり100,000個を超える)、血液が濃くなりすぎて、呼吸障害、脳卒中、死亡などを引き起こすことがあります。この状況は緊急の治療を要する事態で、入院させて水分を静脈内に投与し(輸液)、白血球数を低下させる薬(ヒドロキシカルバミドや化学療法薬)を投与します。ときには、血液をろ過する治療(白血球除去療法)を行って、血液中から余分な白血球を除去します。

診断

  • 血液検査

多くの場合、血算と呼ばれる血液検査が行われます。この検査は、感染の徴候(発熱、せき、腹痛など)や慢性疾患の徴候(体重減少や疲労感など)といった多くの様々な症状に対して実施されます。

好中球数が増えていることが明らかになり、かつその明確な理由(例えば明らかな感染など)が存在しない場合は、血液を顕微鏡で観察して、未熟な好中球(骨髄芽球)が骨髄を離れて血液中に入っていないかどうかを判定します。血液中に未熟な好中球があれば、白血病などの骨髄の病気の可能性があります。

血液中に未熟な好中球が認められた場合、通常、医師は骨髄から組織を採取して、検査します(骨髄検査)。

治療

  • 基礎疾患の治療

血液中の成熟好中球の数が増加していても、それ自体が問題になることは通常ありません。そのため、好中球数を増やす原因になっている病状や病気の治療に重点が置かれます。

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