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内分泌系への加齢の影響

執筆者:

John E. Morley

, MB, BCh, Saint Louis University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 2月
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内分泌系は、ホルモンをつくって分泌することにより体の様々な機能の調節や制御を行う腺や器官の集まりです。ホルモンとは、体の他の部分の働きに影響を与える化学物質のことです。ホルモンはメッセンジャーとして働き、体のそれぞれの部位の活動を制御し、協調させます。(内分泌腺も参照のこと。)

ほとんどのホルモンの血中濃度は加齢とともに低下しますが、高齢になっても同程度の濃度が保たれるホルモンや、より増加するホルモンもあります。ホルモン濃度が下がらなくても、年齢を重ねるとホルモン受容体の感受性が低下するため、内分泌機能は全般的に低下します。

減少するホルモンには次のものがあります。

  • エストロゲン(女性)

  • テストステロン(男性)

  • 成長ホルモン

女性では、 エストロゲン濃度の低下が閉経につながります。男性では、 テストステロン濃度が徐々に減少します。成長ホルモン濃度の減少は筋肉量の減少と筋力低下につながります。メラトニン濃度の減少は、加齢に伴う正常な起床サイクル(概日リズム)の乱れに重要な役割を果たしている可能性があります。

通常は変化しない、またはわずかにしか減少しないホルモンには次のものがあります。

  • コルチゾール

  • インスリン

  • 甲状腺ホルモン

増加するホルモンには次のものがあります。

  • 卵胞刺激ホルモン

  • 黄体形成ホルモン

  • ノルアドレナリン

  • 非常に高齢の人では、 アドレナリン

  • 副甲状腺ホルモン

機能の衰えがみられる高齢者には、一見、ホルモン補充療法は有益であるように思えますが、ホルモン補充療法は一般に若返りや長生きをもたらすものではなく、むしろ有害な場合もあります(高齢女性に対する エストロゲン補充など)。とはいえ、高齢者に対するホルモン投与の有益性を調べる研究が今でも進められています。高齢女性に対する エストロゲン補充療法については閉経の章で説明します。高齢男性に対する テストステロン補充療法については男性生殖器系への加齢の影響の章で説明します。

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