Msd マニュアル

Please confirm that you are not located inside the Russian Federation

読み込んでいます

エンプティセラ症候群

執筆者:

Ian M. Chapman

, MBBS, PhD, University of Adelaide, Royal Adelaide Hospital

最終査読/改訂年月 2017年 11月
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します

エンプティセラ(トルコ鞍[あん]空洞)症候群ではトルコ鞍(下垂体が入っている脳基底部の骨構造)が拡大しますが、下垂体は正常なままか、あるいは小さくなります。

甲状腺の概要も参照のこと。)

エンプティセラ症候群は、脳周囲の脳脊髄液(髄液)とトルコ鞍を分離する障壁に欠損がある病気です。その結果、髄液が下垂体とトルコ鞍の壁を圧迫します。トルコ鞍は拡大し、下垂体は小さくなります。

エンプティセラ症候群は、過体重と高血圧のある中年女性に多く発生します。まれに下垂体手術、放射線療法、あるいは下垂体腫瘍の梗塞(こうそく)つまり死滅の後にも発生します。

エンプティセラ症候群では症状がみられない場合もあり、重篤な症状が生じることはめったにありません。約半数で頭痛を生じ、高血圧になる人もいます。まれに髄液が鼻から漏れたり、視覚に問題が生じることもあります。

エンプティセラ症候群はCT(コンピュータ断層撮影)検査またはMRI(磁気共鳴画像)検査で診断できます。血液中のホルモン量を測定することで下垂体の機能を調べ、ホルモンの過剰または欠乏がないことを確認します。しかし、下垂体の機能は通常は正常です。

治療が必要になることはまれです。下垂体によるホルモン分泌が過剰または過少な場合にのみ治療が行われ、どのホルモンが影響を受けているかによってどのような治療が行うかが決まります。

ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
ここをクリックするとプロフェッショナル版へ移動します
よく一緒に読まれているトピック

おすすめコンテンツ

ソーシャルメディア

TOP