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フッ化物

執筆者:

Larry E. Johnson

, MD, PhD, University of Arkansas for Medical Sciences

最終査読/改訂年月 2018年 11月
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体内のフッ化物のほとんどは骨と歯にあります。フッ化物は骨と歯の健康と形成に必要です。

フッ化物欠乏症

フッ化物欠乏症は、う蝕(虫歯)および場合によっては骨粗しょう症につながります。十分にフッ化物を摂取すると、う蝕になる可能性が低下し、骨が強くなる可能性もあります。フッ化物の含有量が少ない飲料水にフッ化物を添加したり(フッ化物濃度調整)、フッ化物のサプリメントを用いると、う蝕になるリスクが著しく減少します。飲料水のフッ化物濃度調整をしていない地域では、小児にフッ化物が経口投与されることがあります。

フッ化物過剰症

飲料水に高濃度のフッ化物が自然に含まれている地域に住んでいる人は、フッ化物を摂取しすぎる可能性があり、フッ素症という病気が生じます。フッ化物は歯、特に永久歯に蓄積します。歯のエナメル質の表面にチョークのような白い不規則な斑点が現れます。斑点が黄色または褐色になり、エナメル質がまだらになります。歯の表面がでこぼこになることもあります。これらの異常が影響を及ぼすのは見た目だけと考えられ、う蝕に対するエナメル質の抵抗力が強くなることさえあります。

フッ化物は骨にも蓄積します。まれに、長期間にわたってフッ化物をとりすぎると、密度は高いけれどもろい骨、脊椎の異常な骨の増殖(骨棘)、靱帯(じんたい)のカルシウム蓄積(石灰化)による肢体不自由が生じます。

フッ化物過剰症の診断は症状に基づいて下されます。

フッ化物過剰症の治療としては、フッ化物の摂取量を減らします。例えば、患者が水にフッ化物が多く含まれている地域に住んでいる場合は、その水を飲まないようにし、フッ化物のサプリメントもとるべきではありません。小児の場合、フッ化物入りの歯磨き粉を飲み込まないよう常に指導します。

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