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身体集中反復行動症

執筆者:

Katharine A. Phillips

, MD, Weill Cornell Medical College;


Dan J. Stein

, MD, PhD, University of Cape Town

最終査読/改訂年月 2018年 9月
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身体集中反復行動症では、爪をかむ、唇をかむ、頬の内側をかむなどの自分の体に影響を及ぼす行為を繰り返し行いますが、その行為を何度もやめようとします。

  • 身体集中反復行動症の人は、自分の体の一部をむしったりかんだりする直前に緊張感や不安を抱いていて、その行動を行うことで、そうした感情が和らぐことがあります。

  • 傷ができるほど体の一部をむしったりかんだりし、その行為をやめようとしてやめられず、また自分の行動のために大きな苦痛を感じているか、行動のために日常生活に支障をきたしている場合に、この病気の診断が下されます。

  • 身体集中反復行動症に焦点を合わせた認知行動療法と、特定の抗うつ薬やN-アセチルシステインの使用が、症状の軽減に役立つことがあります。

身体集中反復行動症は強迫症に似ています。身体集中反復行動症の人は、強迫的に自分の体の一部をむしったり引っ張ったりします。爪や唇をかんだり、頬の内側をかんだり、爪をむしったりすることもあります。

抜毛皮膚むしりも身体集中反復行動症ですが、別の病気として分類されています。

症状

身体集中反復行動症の人の中には、いくらか無意識に、それについて考えることなく、その行為をしてしまう人もいます。一方で、その行為をより意識的に行う人もいます。

自分の外見に関する強迫観念や不満のために、このような行為を行うわけではありません(この点で醜形恐怖症と異なります)。しかし、その行為を行う直前に緊張感や不安を抱いていて、その行為を行うことで、そうした感情が和らぐことがあります。そうすることで、しばしば満足感が得られます。自制心を失うことに苦痛を覚え、問題の行為を何度もやめようとしたり、頻度を減らそうとしたりすることもありますが、その試みは成功しません。

何度も爪をかんだり、むしったりしていると、爪が変形することがあります。爪にみぞや隆起が生じたり、爪の下に血液がたまって暗い紫色の斑点ができることもあります。

診断

  • 具体的な診断基準に基づく医師による評価

身体集中反復行動症の診断は、以下の症状に基づいて下されます。

  • 体の一部をむしるか、ほかのやり方でいじり、その結果、ときに損傷が生じている

  • 何度もその行為を減らそうとするか、やめようとしている

  • その行為のために大きな苦痛が生じているか、日常生活に支障をきたしている

治療

  • 認知行動療法

身体集中反復行動症の治療法としては、抗うつ薬の選択的セロトニン再取り込み阻害薬N-アセチルシステインなどの薬剤、認知行動療法などが用いられます。

この病気に焦点を合わせた認知行動療法を行うことで、症状が軽減することがあります。習慣逆転法がその一例です。この治療法では、対象者は次のことを教わります。

  • 自分がしている行為に対する自覚を高める

  • 問題の行為の引き金になる状況を特定する

  • 問題の行為を別の行為(こぶしを握りしめる、編み物をする、手の上に座るなど)に置き換えるなど、問題の行為をやめるのに役立つ対処法を実践する

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