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ジェンダーアイデンティティ

執筆者:

George R. Brown

, MD, East Tennessee State University

最終査読/改訂年月 2017年 10月
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セックス(性)とジェンダー(性別)について説明するために、様々な用語が使用されています。

  • セックス(性)は、その人の解剖学的な状態を表す用語で、具体的には男性、女性、男性か女性か不明瞭(半陰陽またはインターセックス)があります。

  • セクシャルアイデンティティは、その人が(引きつけられる場合は)どちらの性に引きつけられるかを表す用語です。

  • ジェンダーアイデンティティは、本人が自分自身の性別をどう認識しているか、すなわち自分が男性的、女性的、それ以外の状態(ジェンダークィア、ノンバイナリー、アジェンダ―と呼ばれることもあります)のどれかを表す用語で、それ以外の状態とは、男性と女性の中間、組合せ、どちらでもない、頻繁に変わるなどの場合があります。

  • 性別役割とは、社会における性別(ジェンダー)という観点で自分をどう表現するかということです。服装、話し方、ヘアスタイルなど、その人の男らしさや女らしさを表す言動のうち事実上すべてのものが含まれます。

ほとんどの人では、ジェンダーアイデンティティは解剖学的な(出生時の)性や性別役割と一致していて、例えば、多くの男性は心の中で自分を男性として認識するとともに、人前でも男らしく振る舞います。

知っていますか?

  • 多くの男児が発達の過程で女児の玩具で遊ぶという段階を経験します。

ジェンダーアイデンティティは、幼児期の早期(1歳半から2歳頃)までに形成されます。小児期から、男児には自分が男であるという認識が、また女児には自分が女であるという認識が育まれていきます。小児はときに、異性の小児に向いているとされる遊びを好むことがあります(性別不適合行動と呼ばれます)。例えば、女児が野球やレスリングを好むことがあります。男児が人形遊びをし、スポーツや荒っぽい遊びよりも料理を好むこともあります。通常、このような行動は正常な発達の一部です。本人が自分の性は出生時の性と同じであると考え、そのことについて心地よく感じているであれば、ジェンダーアイデンティティに問題はありません。女児に向いているとされる活動を好む男児のほとんどは、成人後にジェンダーアイデンティティの問題を抱えることはありません。しかし、そのような活動を一貫して好む男児の多くは、成人後に同性愛者や両性愛者になる可能性が高くなります。

半陰陽の小児の場合は、どちらかの性として育てられれば、たとえ本人の生物学的な性とは反対の性別役割として育てられたとしても、通常はジェンダーアイデンティティに問題は生じません。明らかな半陰陽である小児や乳児に対して性器手術を行うことが適切がどうかについては、意見が分かれています。

ときに、自身のジェンダーアイデンティティと解剖学的な性が一致しないと感じることがあります。ときに、この不一致の感覚のために強い苦痛が生じたり、日常生活に支障をきたしたりします。そのような場合、その状態は性別違和と呼ばれます。性別違和を抱える人は、医療従事者による評価を受ける必要があるかもしれません。

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