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共同注視麻痺

執筆者:

Michael Rubin

, MDCM, New York Presbyterian Hospital-Cornell Medical Center

医学的にレビューされた 2020年 9月
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共同注視麻痺では、両眼を同時に同じ方向(左右、上、または下)に向けることができません。

麻痺とは動かせなくなること意味し、部分麻痺から完全麻痺まで程度に幅があります。

共同注視麻痺で影響を受けることが最も多いのは、水平注視(横を見ること)です。上方注視に影響が出ることはまれで、下方注視に影響が出ることはさらにまれです。特定方向を見ることができないことに本人が気づくこともあります。

共同注視麻痺に対する特別な治療法はありませんが、可能であれば原因を治療します。

水平注視麻痺

水平注視麻痺の最も一般的な原因は 脳幹 脳幹 脳の機能は神秘的であり、驚異的です。思考、信念、記憶、行動、気分は、すべて脳から起こります。脳は思考と知能の場所であり、体全体をコントロールしている司令塔です。脳はまた、運動、触覚、嗅覚、味覚、聴覚、視覚の統合も行っています。人は脳の働きによって、言葉を話して他者とコミュニケーションをとる、数字を理解して計算する、作曲や音楽鑑賞をする、幾何学的な形を認識したり判別したりする、将来の計画を立てる、さらには想像して空想を楽しむことなどを可能... さらに読む 脳幹 (脳の下方の部分)の損傷で、その多くは 脳卒中 虚血性脳卒中 虚血性脳卒中は、動脈が詰まって脳に十分な血液と酸素が供給されなくなることで生じる、脳組織の一部の壊死(脳梗塞)です。 虚血性脳卒中は通常、脳に向かう動脈に多くは血栓や動脈硬化で生じた脂肪の沈着物が詰まることで発生します。 症状は突然現れます。具体的には、体の片側の筋力低下、麻痺、感覚消失、感覚異常のほか、発話困難、錯乱、視覚障害、めまい、平衡感覚の消失と協調運動障害などの症状があります。... さらに読む 虚血性脳卒中 によって起こります。多くの場合、麻痺は重度です。すなわち、眼球を中央より反対側に動かすことが非常に困難です。より軽症の人では、1つのものをあまり長く見つめていられないという症状がみられることがあります。また、眼振がみられることもあります。(眼振は、ふるえるような不随意の動きで、眼球が一方向に動いた後、ゆっくり反対方向に戻るという動きが繰り返し起こるものです。)

この麻痺は大脳前部の損傷によっても起こることがあり、これも通常、原因は脳卒中です。この場合の麻痺は、脳幹の損傷による麻痺ほど重度ではなく、多くの場合は時間の経過につれて症状が軽くなります。

垂直注視麻痺

垂直注視は加齢に伴って徐々に低下しますが、垂直注視麻痺は加齢に伴う変化よりも重い症状です。通常は上方注視が損なわれます。

垂直注視麻痺の最も一般的な原因は脳幹の最上部(中脳)の損傷で、通常は脳卒中または腫瘍によるものです。

上方注視麻痺では、瞳孔が散大する場合があります。この麻痺がある人が上の方を見ると、眼振が起きます。つまり、眼球が急速に上方に移動した後、ゆっくりと下方に戻ります。

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