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認知症の人の睡眠障害

執筆者:

Richard J. Schwab

, MD, University of Pennsylvania, Division of Sleep Medicine

最終査読/改訂年月 2020年 6月
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アルツハイマー病 アルツハイマー病 アルツハイマー病は、精神機能が次第に失われていく病気であり、神経細胞の消失、ベータアミロイドと呼ばれる異常タンパク質の蓄積、神経原線維変化といった、脳組織の変性を特徴とします。 最近の出来事を忘れるのが初期の徴候で、続いて錯乱が強くなっていき、記憶以外の精神機能も障害され、言語の使用と理解や日常生活行為にも問題が生じるようになります。 症状が進行すると普段の生活が送れなくなり、他者に完全に依存するようになります。... さらに読む などの 認知症 認知症 認知症とは、記憶、思考、判断、学習能力などの精神機能が、ゆっくりと進行性に低下していく病気です。 典型的な症状は、記憶障害、言語や動作の障害、人格の変化、見当識障害、破壊的または不適切な行動などです。 症状が進行すると普段の生活が送れなくなり、他者に完全に依存するようになります。 診断は症状と身体診察および精神状態検査の結果に基づいて下されます。 原因を特定するために血液検査と画像検査が行われます。 さらに読む がある人には、睡眠パターンの異常がしばしばみられます。認知症が進行すると、眠りの浅い時間が長くなるため、目が覚めやすくなります。

認知症の人が睡眠障害の原因になる病気も抱えていることがあります。関節炎、脱水、感染症などの病気は、痛みや不快感をもたらし、睡眠を妨げます。特定の薬剤の使用や薬剤の相互作用も睡眠の妨げになります。

治療

  • 基礎疾患に対する治療

  • 一般的な対策

認知症または痛みや不快感の基礎にある病気を治療すると、睡眠が改善されることがあります。

次に挙げる一般的な対策が有用です。

  • 日中に仮眠をとると、夜に眠れなくなる可能性があるため、仮眠はとらないか、時間を短くする。

  • 日のあたる時間に外を歩く

  • 運動する

  • 寝室を適温に保つ

  • 夕方以降にカフェインやアルコールを含む飲食物を摂取しない

睡眠を助ける薬剤(鎮静薬)は、認知症患者では錯乱、転倒、興奮の原因になるため、使用されません。

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