骨、靱帯、その他の結合組織の間で、神経枝が締めつけられ(圧迫され)、痛みが生じます。足首の動きや特定の靴や運動(ランニングなど)によって、締めつけられている神経の圧迫が強くなると、痛みが悪化します。
( 足の問題の概要 足の問題の概要 足の問題の一部は、例えば、足のけがで起こるように足自体から始まります。問題は、足のあらゆる骨、関節、筋肉、腱、靱帯に起こります。 足と足首の骨折が、かなり多くみられます。 他には、糖尿病、痛風、その他の関節炎など、体のいろいろな部位に影響を及ぼす病気が原因で起こる問題もあります。... さらに読む も参照のこと。)
症状
内側足底神経や外側足底神経の絞扼の症状には、歩いても座ってもほぼ一定に続く痛みがあります。ただ立っていることさえ、しばしば困難になります。痛みは、慢性の場合が多く、治療が難しく、ランニングなどの衝撃の強い活動で悪化します。神経が圧迫されるときによく起こる、焼けつくような感覚、しびれ、チクチク感は、通常、内側足底神経や外側足底神経の絞扼では起こりません。
診断
医師の診察
内側足底神経と外側足底神経の絞扼の診断は、患者の症状と診察結果に基づいて下されます。
治療
副木、装具、理学療法
足を動かないようにする器具(副木など)や靴の中に入れる他の器具(装具)、さらに理学療法と神経を極低温にする治療(凍結療法)が役に立つことがあります。
これらの治療で効果がない場合、神経の感覚を失わせるアルコール溶液の注射や、神経の圧迫を解除する手術を行うと、痛みの軽減に役立つことがあります。