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首の痛み

執筆者:

Peter J. Moley

, MD, Hospital for Special Surgery

医学的にレビューされた 2019年 12月
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やさしくわかる病気事典
本ページのリソース

腰痛 腰痛 腰や 首の痛みは、外来受診の理由として最も多いものの1つです。通常、これらの痛みは、 筋骨格系の問題、なかでも脊椎の骨(背骨、すなわち椎骨)、椎間板、それを支持する 筋肉や 靱帯など、脊椎に関係する問題から生じます。ときとして、筋骨格系を侵さない病気によって腰痛が生じることがあります。... さらに読む 腰痛 とともに、首の痛みは、外来受診の理由として非常に多いものの1つです。通常、これらの痛みは、筋骨格系の問題、つまり脊椎の骨(背骨、すなわち椎骨)やそれを支持する筋肉や靱帯など、脊椎に関係する問題から生じます。一部の病気では、首だけに痛みが生じます。首と腰に痛みが生じる病気もあります。ときとして、首の痛みは 髄膜炎 髄膜炎に関する序 髄膜炎とは、髄膜(脳と脊髄を覆う組織層)とくも膜下腔(髄膜と髄膜の間の空間)の炎症のことです。 髄膜炎は細菌、ウイルス、または真菌、感染症以外の病気、薬剤などによって引き起こされます。 髄膜炎の症状には、発熱、頭痛、項部硬直(あごを胸につけるのが難しくなる症状)などがありますが、乳児では項部硬直がみられない場合もあり、非常に高齢の人や免疫... さらに読む などの筋骨格系を侵さない病気の結果生じることがあります。

首は、その柔軟性のために、摩耗しやすく、むち打ち症のような頸部を過伸展させるけがが起こりやすい部位です。また首には、頭を支えるという非常に重要な役割があります。姿勢が悪いと、頭を支えることがより困難になります。したがって、首の痛みも腰痛 と同じくよくみられ、加齢とともにますます多くみられるようになります。首の前部の痛みについては、 のどの痛み のどの痛み のどの痛みとは、のどの奥に生じる痛みのことです。痛みは激しいこともあり、通常はものを飲み込んだときに強くなります。のどの痛みがある人の多くは、食べたり飲んだりするのを拒みます。ときに、耳にも痛みを感じることがあります(のどの奥に向かう神経は、耳に通じる神経のごく近くを通っています)。 のどの痛みは通常、感染によって生じます(表「 のどの痛みの主な原因と特徴」を参照)。最も一般的な感染症は以下のものです。... さらに読む のどの痛み を参照してください。

首にある脊椎を頸椎といいます。頸椎は7個の背骨(椎骨)で構成され、椎骨の間はゼリー状の物質と軟骨でできた椎間板で分けられています。頸椎の中には、 脊髄 脊髄 脊髄は傷つきやすい長い管状の構造物で、脳幹の下端から脊椎の一番下近くまで続いています。脊髄にある神経は、 脳と他の部位との間でやり取りされるメッセージを伝達します。脊髄はまた、膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)などの反射の中枢でもあります( Home.see figure 反射弓:脳を介さない経路)。 脊椎は身体の軸の骨格を形成する骨の柱であり、この骨組みが、体幹を強く柔軟に支え、中に収まっている傷つきやすい脊髄を保護しています。脊椎は... さらに読む が収容されています。脊髄に沿って、脊髄神経が椎骨同士の間から出て、全身の神経とつながっています。脊髄神経の脊髄に最も近い部分が脊髄神経根です。首の筋肉と靱帯が脊椎を支えています。

首の痛みには、骨、筋肉、椎間板、靱帯の損傷が関与していることがありますが、神経や脊髄の損傷が原因で痛みが起こることもあります。脊椎が損傷すると脊髄神経根が圧迫されることがあり、その結果、腕に痛みとときに筋力低下、しびれ、チクチク感が起こります。 脊髄が圧迫されると 脊髄の圧迫 外傷や病気により脊髄に圧力が加わると、背部痛や頸部痛、チクチク感、筋力低下などの症状が起こります。 脊髄の圧迫は、骨、血液(血腫)、膿(膿瘍)、腫瘍(良性または悪性)、椎間板の破裂または椎間板ヘルニアなどが原因で起こります。 症状としては、背部痛や頸部痛、異常な感覚、筋力低下、排尿障害、排便障害などがみられ、軽度の場合もあれば重度の場合もあります。 診断は、症状と身体診察および画像検査(MRI検査など)の結果に基づいて下されます。... さらに読む 、両腕と両脚のしびれや筋力低下、ときに 尿失禁 成人の尿失禁 尿失禁とは、自分では意図せずに尿が漏れることです。 尿失禁は、男女とも年齢を問わず起きる可能性がありますが、女性と高齢者でより多くみられ、高齢女性の約30%、高齢男性の約15%が尿失禁を起こしています。尿失禁は高齢者でより多くみられるものの、加齢に伴う正常な変化の一部ではありません。尿失禁は、利尿効果のある薬を服用した場合のように突然で一時的なこともあれば、長期にわたって持続すること(慢性)もあります。慢性の尿失禁であっても、ときに軽減... さらに読む 成人の尿失禁 便失禁 便失禁 便失禁とは、排便をコントロールできなくなることです。 便失禁は、 下痢発症時に一時的に起こる場合や、直腸に硬い便が滞留して( 宿便)起こる場合があります。肛門や脊髄の損傷、 直腸脱(直腸粘膜が肛門から外に脱出)、 認知症、糖尿病による 神経の損傷、 肛門腫瘍、出産時の骨盤の損傷がある人は、持続的な便失禁を起こすことがあります。 医師の診察 通常はS状結腸内視鏡検査 医師は患者を診察し、構造上の異常や神経学的異常がないか確認します。この診... さらに読む が起こることがあります。

原因

腰痛の原因となる病気の大部分は、首の痛みの原因にもなり、そのほとんどで脊椎、脊椎を支える組織、またはその両方が侵されます。

一般的な原因

首の痛みの一般的な原因としては、以下のものがあります。

頸部の筋肉のけいれんはよくみられ、けがの後に自然に発生することがあり、軽微なけがの場合でも可能性があります。

頸椎症 頸椎症 頸椎症は、首の骨(椎骨)とその間にある椎間板の変性により、頸部の脊髄が圧迫される病気です。 頸椎症の最も一般的な原因は変形性関節症です。 多くの場合は、最初の症状として、歩行がぎこちなく不安定になり、首に痛みが生じて首の柔軟性が失われます。 診断は、MRIまたはCT検査によって確定できます。 治療としては、柔らかいコルセットによる頸部の固定や非ステロイド系抗炎症薬のほか、ときに手術などが行われます。 さらに読む では、頸部の椎骨とその間の椎間板が変性し、通常は 変形性関節症 変形性関節症 変形性関節症は軟骨と周囲の組織の損傷を引き起こす慢性疾患で、痛み、関節のこわばり、機能障害を特徴とします。 関節の軟骨と周囲の組織の損傷による関節炎は、加齢に伴い、非常によくみられるようになります。 痛みや腫れ、骨の過剰な増殖がよくみられ、起床時や動かずにいた後に生じて30分以内に治まるこわばり(特に関節を動かしていると治まりやすい)も一般的です。 診断は症状とX線所見に基づいて下されます。... さらに読む 変形性関節症 がその原因です。その結果、椎骨から出る神経が締めつけられることがあります。ときとして脊柱管が狭くなり(頸部脊柱管狭窄症)、脊髄が圧迫されることがあります。

椎間板ヘルニア 椎間板ヘルニア 椎間板ヘルニアは、脊椎の椎間板を覆う丈夫な外殻が裂けたり破裂したりすると発生します。椎間板の軟らかいゼリー状の内身が外殻から外へ飛び出す(ヘルニアになる)ことがあります。 加齢、けが、太りすぎは椎間板ヘルニアの原因になります。 椎間板ヘルニアが痛みを引き起こす場合、その痛みには、わずかな痛みから体を衰弱させるほどの痛みまであります。 画像検査を行って診断を下します。 運動、筋力強化、健康的な体重の維持により、椎間板ヘルニアのリスクを減ら... さらに読む 椎間板ヘルニア も首の痛みの原因になります。それぞれの椎骨の間にある椎間板は、軟骨でできた外層(線維状の丈夫な組織)と軟らかいゼリー状の中身から構成されています。椎間板が上下の椎骨に繰り返し強く圧迫されると、外層が裂けて(破裂して)痛みが起こることがあります。椎間板の中身がその裂け目から飛び出す(ヘルニアになる)ことがあります。この飛び出た椎間板は、隣接する脊髄神経根を圧迫し、さらに損傷することがあります。まれに、椎間板が脊髄を圧迫します。

損傷は、日常的な動き(例えば、物を持ち上げたり、運動したり、予想外の方向に体が動いたりしたとき)の中で起こることもあれば、転倒や自動車事故などの外傷によって起こることもあります。多くの場合、画像検査では損傷を受けた具体的な構造物を特定できませんが、医師は一部の筋肉や靱帯が損傷を受けているものと考えます。

あまり一般的でない原因

首の痛みのあまり一般的でない原因で、重篤なものには、以下のものがあります。

けい性斜頸 局所性ジストニアと分節性ジストニア もあまり一般的でない原因ですが、一部の原因ほど重篤ではありません。これは首の特定の筋肉にみられる重いタイプの筋肉のけいれんで、頭部が異常な位置に傾いたり、回転したりします。ときとして、けいれんはリズミカルに起こり、頭部が小刻みにふるえることがあります。原因は不明なこともあれば、特定の薬や遺伝性疾患の場合もあります。

評価

以下では、医師の診察を受ける必要があるか、また受けた場合に何が行われるかについて説明しています。評価の際に、医師はまず重篤な病気がないか確認します。

警戒すべき徴候

首の痛みのある患者では、特定の徴候があれば注意が必要です。具体的には以下のものがあります。

  • 腕や脚の筋力低下または感覚低下—神経の損傷の症状である可能性

  • 発熱

  • 寝汗

  • 頭痛

  • 嗜眠または錯乱

  • 胸の不快感

  • 突然の発汗または呼吸困難

  • 痛みが運動で誘発されるか運動中にひどくなる

受診のタイミング

警戒すべき徴候があったり、ものを飲み込むのが難しかったり痛みを伴ったりする場合は、すぐに受診するべきです。

それ以外の患者は、数日間受診を待ったり、主治医に電話して、どの程度すぐに受診する必要があるか話し合ったりすることができます。

医師が行うこと

医師はまず、症状と病歴について質問します。次に身体診察を行います。病歴と診察所見から、多くの場合、原因と必要な検査が推測できます(首の痛みの主な原因と特徴 首の痛みの主な原因と特徴 首の痛みの主な原因と特徴 )。

身体診察では、脊椎と神経系に重点を置き(神経学的診察 神経学的診察 神経の病気が疑われる場合、医師は身体診察を行って、すべての器官系の評価を行いますが、特に神経系に重点が置かれます。神経系の診察(神経学的診察)では、以下の要素が評価されます。 精神状態 脳神経 運動神経 感覚神経 さらに読む )、神経根や 脊髄の圧迫 脊椎の圧迫骨折 脊椎の圧迫骨折では、脊椎(椎骨)の円柱形の椎体がつぶれ、圧迫されてくさび型になります。 ほとんどの圧迫骨折は、骨粗しょう症の高齢者においては、ごくささいな力で、または力が加わっていないのに起こります。 ほとんどの患者では、骨粗しょう症による圧迫骨折は症状を引き起こしませんが、痛みが出た場合は、長時間歩いたり、立ったり、座っていたりすることで痛みが強くなります。 X線検査かCT検査によって脊椎の圧迫骨折が診断されます。... さらに読む 脊椎の圧迫骨折 の徴候を探します。神経根の圧迫の徴候には、筋力低下、反射の異常(肘や手首の周辺の腱を軽くたたいて検査します)、頭部以外の体の部分的な感覚低下、 尿が出ない 尿閉 尿閉とは、膀胱から尿をまったくまたはほとんど排出できなくなった状態のことです。 排尿後に膀胱内に残尿がみられる人では、同時に頻尿や尿失禁がみられる場合があります。 排尿が可能な場合は、排尿後に膀胱に残った尿の量を測定します。 カテーテルを用いて膀胱内の尿を除去した後、原因に対する治療を行います。 ( 排尿のコントロールも参照のこと。) さらに読む 尿失禁 成人の尿失禁 尿失禁とは、自分では意図せずに尿が漏れることです。 尿失禁は、男女とも年齢を問わず起きる可能性がありますが、女性と高齢者でより多くみられ、高齢女性の約30%、高齢男性の約15%が尿失禁を起こしています。尿失禁は高齢者でより多くみられるものの、加齢に伴う正常な変化の一部ではありません。尿失禁は、利尿効果のある薬を服用した場合のように突然で一時的なこともあれば、長期にわたって持続すること(慢性)もあります。慢性の尿失禁であっても、ときに軽減... さらに読む 成人の尿失禁 便失禁 便失禁 便失禁とは、排便をコントロールできなくなることです。 便失禁は、 下痢発症時に一時的に起こる場合や、直腸に硬い便が滞留して( 宿便)起こる場合があります。肛門や脊髄の損傷、 直腸脱(直腸粘膜が肛門から外に脱出)、 認知症、糖尿病による 神経の損傷、 肛門腫瘍、出産時の骨盤の損傷がある人は、持続的な便失禁を起こすことがあります。 医師の診察 通常はS状結腸内視鏡検査 医師は患者を診察し、構造上の異常や神経学的異常がないか確認します。この診... さらに読む などがあります。患者に首を特定の方法で動かしてもらうこともあります。

痛みについての情報や患者の病歴、身体診察の結果から、以下のように、医師は最も可能性の高い原因を判断できることがあります。

検査

大半の首の痛みは筋肉のけいれんや挫傷が原因で、これらは一般的に診察結果に基づいて診断できるため、しばしば検査は必要ありません。通常、検査は他の特定の病気が疑われる場合に行われます(首の痛みの主な原因と特徴 首の痛みの主な原因と特徴 首の痛みの主な原因と特徴 )。

筋力低下やしびれなど、神経系の機能異常の症状(神経症状)がみられる場合は、通常はMRI(磁気共鳴画像 MRI(磁気共鳴画像)検査 MRI(磁気共鳴画像)検査は、強力な磁場と非常に周波数の高い電磁波を用いて極めて詳細な画像を描き出す検査です。X線を使用しないため、通常はとても安全です。( 画像検査の概要も参照のこと。) 患者が横になった可動式の台が装置の中を移動し、筒状の撮影装置の中に収まります。装置の内部は狭くなっていて、強力な磁場が発生します。通常、体内の組織に含まれる陽子(原子の一部で正の電荷をもちます)は特定の配列をとっていませんが、MRI装置内で生じるよう... さらに読む MRI(磁気共鳴画像)検査 )検査やCT(コンピュータ断層撮影 CT(コンピュータ断層撮影)検査 CT検査(以前はCAT検査とよばれていました)では、X線源とX線検出器が患者の周りを回転します。最近の装置では、X線検出器は4~64列あるいはそれ以上配置されていて、それらが体を通過したX線を記録します。検出器によって記録されたデータは、患者の全周の様々な角度からX線により計測されたものであり、直接見ることはできませんが、検出器からコンピュータに送信され、コンピュータが体の2次元の断面のような画像(スライス画像)に変換します。(CTとは... さらに読む CT(コンピュータ断層撮影)検査 )検査が行われます。軟部組織(椎間板や神経など)については、CT検査よりMRI検査の方が鮮明な画像が得られます。CT検査では、単純X線検査よりも優れた骨の画像が得られます。しかしながら、よくみられる骨の異常(関節炎 関節の病気 など)を単純 X線検査 単純X線検査 X線は高エネルギーの放射線で、程度の差こそあれ、ほとんどの物質を通過します。医療では、極めて低線量のX線を用いて画像を撮影し、病気の診断に役立てる一方、高線量のX線を用いてがんを治療します(放射線療法)。 X線は単純X線検査のように単独で使用することもありますが、 コンピュータ断層撮影(CT)などの他の手法と組み合わせて使用することもあります。( 画像検査の概要も参照のこと。)... さらに読む で特定できることが多いため、そうした異常が疑われる場合は、最初にX線検査が行われることもあります。

治療

具体的な病気を治療します。

首の痛みの一般的な対策

対策には以下のものがあります。

  • 痛みを和らげる薬を飲む

  • 痛みのある部位を温めたり冷やしたりする

  • 行動の修正

  • 耐えられる程度の軽い運動

ほとんどの場合、首の痛みの原因はねんざや筋肉のけいれんなどの筋骨格系の損傷で、痛みを和らげるためにアセトアミノフェンやNSAIDなどの 市販の鎮痛薬 市販薬の概要 市販薬(OTC薬)とは、処方せんがなくても購入できる薬のことです。 市販薬によって人々は様々な不快な症状を和らげることができ、また病気によっては医師の診察を受ける費用をかけずにたやすく治すことができます。しかし、市販薬を安全に使用するには、知識、常識、自己責任が求められます。 多くの人がよく市販薬として思いつくアスピリンやアセトアミノフェ... さらに読む を使うだけで十分です。症状は通常完全に治ります。炎症が痛みの原因ではない場合(ねんざや筋肉のけいれんといったけがの場合など)、アセトアミノフェンの方がNSAIDよりも安全だと考えられているため、アセトアミノフェンを使用することがあります。 氷冷 寒冷療法(凍結療法) リハビリテーション専門の療法士は、痛みと炎症を治療します。このような治療によって患者は体を動かしやすくなり、全面的に リハビリテーションに取り組めるようになります。実際には以下のような技法が用いられます。 温熱療法 寒冷療法 電気刺激 牽引 さらに読む 加温 温熱療法 リハビリテーション専門の療法士は、痛みと炎症を治療します。このような治療によって患者は体を動かしやすくなり、全面的に リハビリテーションに取り組めるようになります。実際には以下のような技法が用いられます。 温熱療法 寒冷療法 電気刺激 牽引 さらに読む も役立つことがあります(痛みと炎症の治療 痛みと炎症の治療 リハビリテーション専門の療法士は、痛みと炎症を治療します。このような治療によって患者は体を動かしやすくなり、全面的に リハビリテーションに取り組めるようになります。実際には以下のような技法が用いられます。 温熱療法 寒冷療法 電気刺激 牽引 さらに読む )。

さらなる痛みの緩和が必要な場合、医師は オピオイド鎮痛薬 オピオイド鎮痛薬 オピオイド鎮痛薬 を処方することがありますが、オピオイド鎮痛薬を長期間使用すると、むしろ痛みに対する感度が高まったり、眠気、錯乱、便秘などの副作用が起こったり、 物質使用障害 物質使用障害 物質使用障害は、一般に物質の使用により問題が生じているにもかかわらず、その使用を続ける行動パターンがみられるものです。 関係する物質は、以下のような物質関連障害の典型的な原因として知られる10種類の薬物のいずれかであることが多くなっています。 アルコール 抗不安薬と鎮静薬 カフェイン さらに読む が発生するリスクがあるため、処方された場合、使用は短期間だけにするべきです。ときにカリソプロドール、シクロベンザプリン(cyclobenzaprine)、ジアゼパム、メタキサロン(metaxalone)、メトカルバモールなどの筋弛緩薬が使用されますが、その有用性については意見が分かれています。筋弛緩薬は、高齢者では副作用が起こりやすく、勧められません。

症状を悪化させる行動、例えば長時間座り続けること(特にコンピュータや電話などの電子機器を使いながら)などを避けると役に立つことがあります。立ったり座ったり、寝たり、あらゆる行動の際に、姿勢をよくし、身体力学を正しく使うことが重要です。患者は首に負担がかからない立ち方、座り方、寝方を教わります。横向きの姿勢で眠る人は、枕で頭を支えて頭と首がまっすぐになるようにします(ベッドの方や天井の方に傾かないようにします)。あお向けの姿勢で眠る人は、枕で首と頭が高くなりすぎないように支えます。うつ伏せで眠るのは避けるべきです。首を固定し、痛みを和らげるために、患者が首の装具(頸椎カラー)を着用することもあります。医師や 理学療法士 理学療法 (PT) 理学療法は、 リハビリテーションの中心となるもので、運動療法と整体を行います。関節や筋肉の機能を改善し、患者がより容易に立ち、バランスをとり、歩き、階段を昇れるようにします。理学療法では以下のような訓練が行われます。 関節可動域訓練 筋肉強化運動 協調・バランス運動訓練 歩行訓練 さらに読む が、ストレッチ運動と筋力強化運動(背中の上部を鍛える運動など)を推奨することがあります。

首の痛みを軽減するその他の方法

片方の腕に放散する痛みがあり、神経の損傷による症状(腕や脚の筋力低下など)がある場合、より強力な治療が必要になることがあります。 牽引 牽引 リハビリテーション専門の療法士は、痛みと炎症を治療します。このような治療によって患者は体を動かしやすくなり、全面的に リハビリテーションに取り組めるようになります。実際には以下のような技法が用いられます。 温熱療法 寒冷療法 電気刺激 牽引 さらに読む が役に立ちます。コルチコステロイド(経口投与、ときに硬膜外注射)が症状を軽減するために用いられています。

けい性斜頸では、理学療法やマッサージにより、ときに筋肉のけいれんを一時的に止められることがあります。経口薬(抗てんかん薬のカルバマゼピンや、クロナゼパムのような一部の穏やかな鎮静薬など)により、通常は痛みを軽減できます。ただし、薬でけいれんを抑えられるのは全患者の約3分の1に過ぎません。痛みがひどい場合や、姿勢がゆがんでいる場合は、ボツリヌス毒素(筋肉を麻痺させるのに使用する細菌毒素)を患部の筋肉に注射することがあります。

首の痛みに対する手術

首の椎間板ヘルニアが原因で脊髄または脊髄神経が圧迫されており、重度の筋力低下や痛みがある場合は、手術が必要になることがあります。最も一般的な治療法は、椎間板の外科的切除(椎間板切除術)と椎骨同士を固定する手術(頸椎固定術または脊椎固定術)です。ただし、手術以外の方法で治療を受けた人と手術で治療を受けた人で、治療の成功率は同じくらいです。他の病気に起因する首の痛みに対する手術の有効性は、原因によって異なります。

要点

  • 大半の首の痛みは、ねんざや筋肉のけいれんが原因で、完全に消失します。

  • 腰痛の原因となる病気の多くは、首の痛みの原因にもなります。

  • しびれや腕や脚の筋力低下など、警戒すべき徴候がみられる人は、直ちに医師の診察を受ける必要があります。

  • 大半の首の痛みは、市販の鎮痛薬や行動の修正で軽減できます。

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