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吸気性喘鳴(stridor)

執筆者:

Noah Lechtzin

, MD, MHS, Johns Hopkins University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2018年 5月
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吸気性喘鳴(stridor)は、のど(咽頭)、発声器(喉頭)、または気管などが部分的に閉塞して、息を吸い込むときに発生するあえぐような音です。

通常の吸気性喘鳴は、ある程度離れても十分に聞こえます。この音は、狭くなった上気道を乱気流のような空気が流れることで生じます。

小児では以下の原因が考えられます。

成人では以下の原因が考えられます。

  • 腫瘍

  • 上気道の腫れ(浮腫)

  • 異物の吸入(ときに)

吸気性喘鳴があり、安静時に息切れを伴う場合、緊急の治療が必要です。

例えば喉頭がんなどの頭頸部の腫瘍によって上気道がふさがれている場合、吸気性喘鳴が生じる可能性があります。

両側の声帯が麻痺すると、麻痺した声帯の間の隙間が非常に狭くなり、気道の幅が不十分になるため、軽い運動でも呼吸困難と、呼吸のたびに高い音の雑音(吸気性喘鳴[stridor])が生じます。

短時間の吸気性喘鳴は、食べもののかけらや少量の水が肺に入ることで発声器(喉頭)が収縮したときに生じる可能性があります。患者が異物を吸入した可能性があり、病院の外にいる場合、近くに訓練を受けた人がいれば、異物の排出を介助することができます。例えば、成人であれば、介助者はハイムリッヒ法(腹部突き上げ法)を用いてもよいでしょう。

病院や救急外来で吸気性喘鳴をきたした患者には、口や鼻から気管にチューブを通したり(気管挿管)、気管を小さく切開してそこからチューブを通すことにより(気管切開)、気管を閉塞している異物の先に空気を送り、窒息を防ぐ方法がとられることがあります。

通常は、気管挿管を行う際に医師が直接上気道を観察できるため、原因は明らかになります。気管挿管を行わない場合は、通常、鼻から上気道へ内視鏡を挿入する方法(上咽頭内視鏡検査と呼ばれる方法)で、診断が下されます。

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