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胸壁腫瘍

執筆者:

Robert L. Keith

, MD, Division of Pulmonary Sciences and Critial Care Medicine, Department of Medicine, Eastern Colorado VA Healthcare System, University of Colorado

最終査読/改訂年月 2018年 4月
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胸壁腫瘍は、肋骨やその筋肉、結合組織、神経の腫瘍で、良性のこともあれば悪性のこともあり、肺機能に悪影響を与えることがあります。

肺の腫瘍の概要も参照のこと。)

胸壁腫瘍には、胸壁に発生する(原発腫瘍と呼ばれる)ものと、体の他の部位のがんが胸壁に広がった(転移した)ものとがあります。胸壁腫瘍のほぼ半数が良性(がんではない腫瘍)です。

最も一般的な良性の胸壁腫瘍は、骨軟骨腫、軟骨腫、線維性骨異形成です。

悪性(がん)の胸壁腫瘍には様々なものがあります。半数以上が遠くの臓器または近くの構造(乳房や肺など)から胸壁に広がったものです。胸壁から生じる最も一般的な悪性腫瘍は肉腫です。

軟骨肉腫は最も一般的な原発性胸壁肉腫で、肋骨の前側のほか、より頻度は下がりますが、胸骨、肩甲骨、または鎖骨からも発生します。骨腫瘍には、骨肉腫や小細胞悪性腫瘍(ユーイング肉腫、アスキン腫瘍など)などがあります。

軟部組織の原発性悪性腫瘍で最も一般的なのは、線維肉腫(デスモイド腫瘍、神経線維肉腫)や悪性線維性組織球腫です。その他の原発腫瘍には、軟骨芽細胞腫、骨芽細胞腫、黒色腫、リンパ腫、横紋筋肉腫、リンパ管肉腫、多発性骨髄腫、形質細胞腫などがあります。

症状

腫瘍が胸壁の軟部組織に発生した場合、胸壁のしこりが唯一の症状であることがあります。発熱を伴うこともあります。腫瘍が進行するまで、通常は痛みを感じません。骨や軟骨に形成される腫瘍はしばしば痛みを伴います。

診断

  • 画像検査

  • 生検

ときに、他の理由で胸部画像検査が行われたときに、胸壁腫瘍が見つかることがあります。

胸壁腫瘍を有する患者では、腫瘍の位置や広がり、また原発性か転移性かを判定するため、胸部X線検査、CT検査、MRI検査、ときにPET-CT検査などの画像検査が必要です。診断を確定するために生検が行われることもあります。

予後(経過の見通し)

予後はがんの種類、細胞の分化度、病期によって異なります。ただし、まれな腫瘍であるため、一般的な経過についてはよく分かっていません。早期の腫瘍ほど生存率が高くなります。

治療

  • 手術

  • ときに多剤併用化学療法、放射線療法、手術

胸壁腫瘍のほとんどは、外科的に切除されます。必要であれば、胸壁が再建されますが、これに体の他の部位の組織が使われることもあります。

それ以外の場合は、化学療法放射線療法を単独で、または組み合わせて治療が行われます。

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